サイバーパンクの世界で立ち飲み！？吉祥寺に「電脳酒場ゼロG改」がオープン。「立川市民食堂」など展開する歯車の新店舗

飲食店以外も手掛けるデザイナーに内装を依頼し、世界観を作り込む

開業のきっかけは、早坂氏とつながりのあるクラフトビールのブルワリーから物件を紹介されたことだ。「様々な業態の飲食店が８軒入るビルで、入口から最も近いこの区画ではゼロ次会ができる店を作ってほしいというリクエストでした。それなら立ち飲みだ、とは決まったものの、コンセプトを何度も練り直すうちに最終的にサイバーパンクに行きつきました」と早坂氏。

内装デザインは飲食店以外の塗装など、幅広く手掛けているデザイナーが担当。「退廃した近未来」をテーマに、飲食店の枠を超えて世界観を作り込んでいる。ストリートのレンガ調の壁には店名のロゴをかたどったカラフルなネオンサイン。カウンターには水をこぼしたようなツヤ加工を施し、そこにネオンサインが反射する仕掛けだ。古びた鉄製のように見える重厚なドアは、巧妙にエイジング加工された木製だ。随所にプロの技術が光っている。

カウンター席の他、反対側の鉄網の前で立ち飲みも可能。鉄網にはドリンクを置けるホルダーを設置している

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