自由が丘「バッボアンジェロ」やイタリア現地で修行。駒澤大学「トゥ セイ グランデ」の料理に感銘を受け、シェフ堤氏の独立をサポート
西小山は東急目黒線の各停駅。商店街や住宅街を擁する生活に密着した街だが、老舗からニューフェイスまで数多くの地域密着の飲食店が存在する。2020年11月には、駅前にコンテナ型店舗が集結した商業施設「クラフトビレッジ」もオープンし、にわかに飲食シーンが盛り上がっている。そんな西小山に「nerisa」も加わった。
オーナーシェフの田中隆照氏は、高校時代から料理人を志し、卒業後は調理師学校のエコール辻󠄀 東京へ進学。イタリアンに軸を定め、自由が丘の「バッボアンジェロ」へ入る。そこで6年にわたり修業した後、渡伊。ピエモンテ州トリノの一ツ星レストランで現地の料理を学んだ。その間、一時帰国した際に現タバッキ代表の堤 亮輔氏がシェフを務めていた駒澤大学の「トゥ セイ グランデ」に立ち寄り、その料理に深く感銘を受けたという。「そこで食べた仔羊のハンバーグがとても美味しくて。その時は特に堤さんと会話はしませんでしたが、後にFacebookで堤さんを見つけて料理の感想などメッセージを送りました」と田中氏。
田中氏は2年半のイタリア修業を終えて帰国。折しも、そのタイミングと堤氏の独立が奇しくも重なった。「自身も将来は独立を考えていたので、イチから店の立ち上げに携わりたかったし、堤さんの料理の美味しさは知っていた。これだ!と思って一緒にやりたいと連絡をしました」。
創業店の「リ・カーリカ」をはじめ、都立大学の「カ・リーカリ」、さらに学芸大学に「あつあつリ・カーリカ」と「リ・カーリカ ランド」を出店し、コロナ禍をきっかけにEC事業にも取り組む同社。田中氏は「リ・カーリカ」のシェフを務めたほか、新店舗を出す際には堤氏が立ち上げに専念できるよう、既存店のクオリティを守る役目を任されることが多かったという。様々な経験を得て、2021年1月、8年勤めたタバッキを退職。かねてより夢見ていた独立への舵を切った。
店舗データ
店名 | nerisa(ネリザ) |
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住所 | 東京都品川区小山6-7-6 タクシティハイツ西小山 1F |
アクセス | 西小山駅から徒歩2分 |
電話 | 03-6770-6348 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 12坪14席 |
客単価 | 7000~8000円 |
オープン日 | 2021年12月10日 |
関連リンク | nerisa(Instagram) |