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日暮里に「立ち飲みワイン 荒川STAND」が開業。知る人ぞ知る奇跡の立ち飲み「世田谷STAND」がパッション・インサイドとタッグを組み、街にワインカルチャーを根付かせる!


メニューやコンセプトは白石氏が、オペレーションはパッション・インサイドが担当し両社の得意を生かす

物件はパッション・インサイドが以前居酒屋を営業していた日暮里駅前の路面20坪だ。「世田谷STAND」の雰囲気をこの広さで再現することを目指した。テーマは自然派ワインを気軽に楽しめる立ち飲み。「近年、トレンドの自然派ワインですがまだまだその魅力を知らない人は多いし、日暮里の土地で受け入れられるのか不安があり、反対意見もありました。しかし、だからこそ当店をきっかけに街に新しい文化を根付かせたいと挑戦することにしたんです」と李氏。オールスタンディングにすることにも議論はあったが、一脚もイスを置かなかったのは白石氏の強い意志だ。「大した飲食経験もない私が10年前に出した『世田谷STAND』は、飲食のスキルがないからこそ、人と人とのつながりを武器に続けてきた店なんです。隣り合ったお客様同士、自然と会話が生まれて仲良くなるのはイスがないから。ここが目指すのもそういう場所」と白石氏は話す。

二者の店づくりの役割分担は明確だ。「世田谷STAND」の雰囲気を再現するキモとなる、コンセプトやメニュー構成は白石氏が担当。一方で、3.8坪の「世田谷STAND」が20坪の広さになることでオペレーションの調整が必要になる。その点は、同程度の規模の飲食店運営の実績が豊富なパッション・インサイドが担当。両社の得意を生かした店づくりを実践している。

店舗デザインは多数の人気酒場を手掛けるデザイナー、矢野寛明氏を起用。スケルトン状態から作り上げた空間は、オープンキッチンをほぼ360℃囲む「変形口の字カウンター」が中心だ。ヨーロッパに昔からある大衆酒場をイメージし、どこかレトロで異国情緒を感じさせるテーブルや床の材質は、敷居の高さは感じさせない居心地のよい空間に仕上げている。

オープンキッチンを囲む「変形口の字カウンター」で立ち飲み。店内をぐるりと一周するカウンターは圧巻だ

店舗データ

店名 立ち飲みワイン 荒川STAND
住所 東京都荒川区東日暮里6-60-1 日暮里駅前中央ビル 1F

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アクセス 日暮里駅から徒歩1分
電話 03-5604-9310
営業時間 15:00~23:00(LO22:30)
定休日 無休(年末年始は12/30~1/2)
坪数客数 20坪60人
客単価 2500円
運営会社 株式会社パッション・インサイド
オープン日 2021年11月24日
関連リンク 立ち飲みワイン 荒川STAND(Instagram)
関連リンク 世田谷STAND(HP)
関連リンク パッション・インサイド(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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