原価率をメニュー全体で調整し、高クオリティのワインをリーズナブルに提供
コンセプトは「肉の厨で中くらいの贅沢を」。おいしい肉料理を中心としたイタメシとワインが、気取らずに楽しめる店だ。「『室町ワイン俱楽部』が肉とワインの店だったので、それとリンクさせる目的もありました。さらに、近隣はワインバーが多く、それらと差別化を図るため、ワインだけでなく料理にも力を注ぐ方向性に。ワイン好きはもちろん、そうでない人にも足を運んでもらう狙いですね」と、周防氏は語る。
フードは「短角牛サーロイン」(180g 2200円~)や「イベリコ豚ベジョータ肩ロースのカラブリア風」(1200円)といった、肉料理が看板だ。また、それらに使う上質な肉を掃除した際に出る端材を細かく切って煮込んだ「お肉ゴロゴロボロネーゼ」(1200円)や、燻製ベーコンを使った「ナポリタン」(1200円)など、パスタにもひと手間かけている。そのほか、「生ハムとサラミ」(990円)、「おまかせ前菜盛り合わせ」(1人前770円~)、「水牛モッツァレラのカプレーゼ」(660円)といった、ワインに合うつまみも充実している。
ドリンクの看板であるワインは、コスパ重視。上質なワインを割安に提供。ワイン単体で見れば50%~60%の原価となるが、フードも含めたメニュー全体で原価率を調整し、利益を出している形だ。「本日のグラスワイン」(550円~)は、赤と白を3種類ずつとスパークリング、ロゼを1種類ずつ取り揃える。また、「ボトルワイン」(2800円~)は、イタリアやフランス、自然派ふくめて常時100本以上のラインナップだ。
さらに、ワイン好きではないお客でも楽しめるよう、それ以外のドリンクにも注力。静岡産ルビーグレープフルーツや山梨の桃といった、地域ごとの名産果物を瓶詰のサワーにしている宝酒造の「クラフトチューハイ」(各種800円)や、小田原でレモンやミカンをメインに作っている矢郷農園のレモンを使用した「生レモンサワー」(600円)、クラフトジン「六 roku」(600円)なども、ワイン以外のイチオシメニューとして掲げている。そのほか、ビールは「東京クラフト」(550円~)や瓶ビール各種も用意。ウイスキーは「角」(500円)、「白州」、「山崎」(各770円)、「ラフロイグ」(1000円)、「マッカラン」(1200円)など、幅広く用意している。
店舗データ
店名 | イタメシ 厨肉中贅(ちゅうにくちゅうぜい) |
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住所 | 東京都中央区東日本橋3-7-3 |
アクセス | 都営浅草線・都営新宿線東日本橋駅B2出口から徒歩2分 |
電話 | 03-6822-6330 |
営業時間 | 17:00~21:00 |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 9.3坪20席 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社SUOH |
オープン日 | 2021年4月5日 |
関連リンク | イタメシ 厨肉中贅(Instagram) |