袋1枚50円、タッパーの貸し出し。サスティナブルを考えた店づくり
現代的な視点を軸に据え運営する同店では、サスティナブルな社会に貢献するための活動も随所に盛り込んでいる。テイクアウトはビニル袋を用意せず、50円の紙袋を用意し、タッパー持参を推奨。100円のデポジットで、タッパーの貸し出しも行っている。「サスティナブルな活動について飲食業界は遅れを取っているイメージがあります。ビニル袋を無料でつけた方がお客様は喜びますが、それでは未来のためになりません。飲食を通して、持続可能な社会のためにできることを発信していきたいですし、飲食業界でこうした考えが当たり前になってほしいです。『お金が儲かったから社会貢献をしよう』というのではなく、小さなことを当たり前に続けていけたらいいですね」と同氏。
現在は狙い通り、感度の高い近隣住民が訪れ、店のコンセプトやサスティナブルに対する考え方に共感が集まっている。今後は、ブドウ栽培を行っている広島県三原市周辺で協力農家を募り、自社で醸造まで手がけるワイナリーを作りたい考えだ。加えて同氏は「ワイナリーもそうですが、地元の活性化を考えています。いつかオーベルジュのように酒屋とホテルが一緒になった施設を作ってみたいですね。あくまでベースは酒屋でありながら+αでできる限界に挑戦し、サスティナビリティやコンセプトを体現していきます」と熱い野望を語った。
(取材=福井 晶)
店舗データ
店名 | no.502(ナンバー・ゴーマルニ) |
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住所 | 東京都世田谷区桜丘5-16-9 1F |
アクセス | 千歳船橋駅から徒歩5分 |
電話 | 03-6413-5550 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 20坪14席+スタンディング3名程度 |
客単価 | ランチ2000円、ディナー5000〜6000円 |
運営会社 | 株式会社BottleTokyo |
オープン日 | 2020年10月31日 |
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