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プレジャーカンパニー18店舗目、創業の地・たまプラーザに新業態「大喜楼」を開業。北京ダックはじめ本格中華をリーズナブルに提供する中華で、さらに地域で存在感を放つ!

9月7日、たまプラーザに「大喜楼(だいきろう)」がオープンした。「アジアンビストロDai」などを展開するプレジャーカンパニーのグループの18店舗目だ。今回は同社初の中華業態で、北京ダックや小籠包、フカヒレなど本格中華をリーズナブルに提供する。同社はアジアンを中心に炭焼き、イタリアン、ラーメンなどの業態をたまプラーザはじめ近隣沿線地域で展開。レストラン慣れした高所得者が多いながらも、地元でそれらのニーズを満たす店がなかった隙間を狙い成功、地域の飲食企業として確固たる地位を築いてきた。新業態の投入で、地域での存在感をさらに発揮したい考えだ。

たまプラーザ駅から徒歩3分。同社の人気店「炭焼き大」と同じ通り沿いにある
店内奥に厨房を広くとり、43坪に50席を配置。内装デザインは、同社の他店舗も手掛けるパズル代表・若林数正氏が今回も担当
素材や調理法にこだわったキラーコンテンツ「至高の北京ダック」は2ピース980円と採算度外視で提供する
「黒毛和牛みすじの青椒肉絲」は、真空低温調理し、表面を香ばしく焼いたみすじが主役の「肉を楽しむ」青椒肉絲
「白湯TKG」は、自家製の白湯と合わせたリゾットにブランド卵「茜美人」をのせたユニークな卵かけごはんで、〆におすすめ
プレジャーカンパニー代表の望月大輔氏。前職のグローバルダイニング時代は「モンスーンカフェ」の店長やエリアマネージャーを務めた。独立後はたまプラーザ近隣のレストラン需要を掘り起こし、地域の飲食シーンを塗り替えてきた経営者だ

(取材=大関 まなみ)


アジアン、イタリアン、炭焼き……多彩な業態を展開する同社が次は中華に挑戦!

プレジャーカンパニー(神奈川県横浜市)は、グローバルダイニング出身の望月大輔氏が2010年4月に「アジアンビストロDai たまプラーザ店」をオープンし創業。たまプラーザを皮切りに新百合ヶ丘、二子玉川、町田、武蔵小杉などベッドタウンを中心に展開。高所得者も多い地域ながら自宅近くで楽しめる店がなかった空白地帯を狙い、そのニーズにハマる店を次々と出店し成功を収めている気鋭の飲食企業だ。メインブランドの「アジアンビストロDai」はアジアンだが、「ワインビストロDai」、「トラットリア&ピッツェリア Dai」、「炭焼き大」など多彩な業態を出店。近年は都心にも進出し、赤坂「東京ガーデンテラス紀尾井町」内や日本橋「日本橋髙島屋S.C.」内に「アジアンビストロDai」を出店、恵比寿の「Nouvelle Ethnique ATHA」も展開している。

同社の創業の地であるたまプラーザに出店した「大喜楼」は、同社初となる中華の新業態。「私たちはこの地域でドミナント展開をしてきて、今後も地域に愛される店づくりを考えています。ただ、メインブランドの『アジアンビストロDai』は現在10店舗、同じ業態が増えるとお客様に『チェーン店』という印象を持たれ飽きられてしまう懸念があり、そろそろこの地域ではそれ以外の業態を展開したかった。『炭焼き大』は好調なのですが焼鳥の焼き手や魚を捌ける職人を育てる時間が必要。イタリアンはそもそも世の中に数が多く差別化しにくいなどと、新業態の必要性を感じていました」と望月氏。

加えて、中華を得意とする料理人の存在も後押しした。同社が定期的に開催する料理コンテストで、50人はいる料理人スタッフの中から3度にわたり優勝し、同社の商品開発を担っている上斗洋之介氏はもともと中華出身。さらに名店「四川飯店」で8年にわたり経験を積んだ中村聡志氏が昨年に入社。「中華はアジアンと比べて年配の人も受け入れやすく老若男女に好まれる。上斗や中村の腕を生かすにも中華業態はうってつけでした。この業態を育てて、『アジアンビストロDai』に次ぐ当社のメインブランドとして育てていければ」と話す。

北京ダックや小籠包、本格中華を都心では実現できないリーズナブルな価格で提供

望月氏が目指したのは、都心の高級中華のクオリティがリーズナブルに楽しめるレストランだ。「自身が都内の高級中華に食事に行った際、クオリティが高くとも値段が割高だと感じることが多々あった。そのクオリティのまま、もっと価格を手頃にした店がニーズの空白地帯、そこを目指せば勝機があるはずと考えました」と話す。

イチオシの「至高の北京ダック」は、2ピース980円とお値打ちだがしっかりと素材にこだわっているという。1時間に1回の焼き上がり時間が決まっており、焼き立てを提供。「フカヒレ入り白湯スープ」(980円)や「黒毛和牛みすじの青椒肉絲」(1780円)、「鮑の濃厚リゾット」(1780円)など、高級食材を使った品もリーズナブルに用意している。加えて、小籠包もウリのカテゴリーとして推しており、「アジアンビストロDai」でも提供している小籠包をさらにブラッシュアップ。同店では注文後に皮を包むツーオーダー方式で、「上湯小籠包」(4P 680円)、「上海蟹味噌小籠包」「トリュフ小籠包」(各4P 480円)などを用意する。

ドリンクにはナチュールワインや紹興酒がオススメだ。ワインはグラス9品で9品450円~、ボトルは2800円~。紹興酒は「陳年紹興酒 甕出し」「古越龍山 エクストラスムーズ」など4品で各種グラス480円~で用意する。そのほか、「ドラゴンハイボール」「薬膳ハイボール」(各580円)、「アサヒスーパードライ」(580円)、「大喜楼レモンサワー」(480円)など、他業態と比べてやや厳選した品数で用意しているという。

「大喜楼」業態はじめ、スタッフありきだが今後も積極的に出店したい考え

「オープン景気もありますが、今月24日営業で1000万円を売り上げる見込みなので、以降、軌道に乗せて1300万~1500万円を目指したい。同じ通りに立地する『炭焼き大』は40席で1000万円を切ったことがないので、立地的にポテンシャルはあるはず」と望月氏は意気込む。

今後、「大喜楼」業態での展開も構想中。麻布十番、恵比寿、中目黒など都心の感度の高いエリアで、その地域の特性を考慮し業態をアレンジしての出店も検討中だ。メインブランド「アジアンビストロDai」については、今後は渋谷や新宿、品川あたりの都心での出店を考えているという。「出店は積極的に進めたいですが、スタッフありきは絶対。美味しい料理、気持ちよいサービス、納得できる価格感、居心地のよい空間。この4つが揃う、いい店を作っていきたいですね」と話す。

店舗データ

店名 大喜楼 たまプラーザ本店
住所 神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-5 ROOF125 1F

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アクセス たまプラーザ駅から徒歩3分
電話 045-482-5503
営業時間 ランチ11:00〜14:00、ディナー14:00〜23:00(LO 22:00)
定休日 無休(12月31日~1月3日は休み)
坪数客数 43坪50席+テラス10席
客単価 3500~4000円
運営会社 株式会社プレジャーカンパニー
オープン日 2020年9月7日
関連リンク Nouvelle Ethnique ATHA(記事)
関連リンク アジアンビストロ Dai 駒沢店(記事)
関連リンク トラットリア&ピッツェリア Dai(記事)
関連ページ 大喜楼(FB)
関連ページ プレジャーカンパニー(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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