ワールド・ワンの新ブランドコンセプトは「兵庫県明石市」
在勤のビジネスパーソンのみならず、全国各地からも出張族が多数訪れるサラリーマンの聖地として名高い新橋。言わずと知れたランドマーク「ニュー新橋ビル」には、そうした利用客をターゲットとした新旧多様な飲食店が密集し、独特の賑わいを見せる。
この飲食激戦地に新たな風を巻き起こしているのが「明石ニューワールド」だ。同店はワールド・ワン(神戸市中央区、代表取締役社長:河野圭一氏)が得意とする地域連携協定店の新ブランド。兵庫県明石市の観光協会など3団体と食材提供や食文化の情報発信に関する連携協定を締結し、名物明石玉子焼(通称:明石焼き)や明石タコをはじめとする漁師町明石の豊富で新鮮な海鮮を看板商品に掲げている。
「明石玉子焼き」をメインに明石直送鮮魚、明石おでんで勝負
立地は、ニュー新橋ビルの地下フロア。人通りの多い通路の角地であり、2面が開放されるため、お客の目によく留まり、訴求効果は申し分なし。内装では、明石名物が大書きされた白地ののれんに加え、明石浦漁協をイメージさせるデザインが際立つ。客席は、大衆酒場の定番「コの字カウンター」に加えテーブル席を設置。チョイ飲み需要、小~中規模の宴会といったビジネスユーズも意識した。
料理コンセプトは、店名通りに兵庫県明石市の郷土料理だ。同店のメインは、ダシに浸して食べる「明石焼」(4個300円、8個580円)で、中の具材を「たこ」か「ぼっかけ(牛スジ煮込み)」を選べるようにした。代表の河野氏は、「本場の味をリアルに表現したいと、B-1グランプリで活躍されている『明石たまご焼き広め隊』に私とスタッフとで弟子入りさせていただき、調理を習得しました」と、本気のコミットメント。多様なトッピング(各80円)で“味変”も楽しめる。
「明石だこ、明石鯛、明石の穴子が有名ですが、市場には昼網という文化があって昼に活魚でセリが行われます。その新鮮な鮮魚が翌朝着くわけです」と言う通り、魚介類もしっかりとブランディング。料理は、「明石浦お刺身3種盛」(680円)が主力商品。「明石おでん」(各100円~)、「明石 焼そば」(580円)、「明石たこ飯」(300円)といった明石の郷土料理を取りそろえた。
アルコール類も、明石がテーマだ。日本屈指の酒どころ・灘に近い立地もあり、地酒は豊富。「明石鯛 特別純米」(580円)、「空の鶴 本醸造」(480円)のほか、サーバーから供される樽詰めの「ドラフト生地酒」(580円)など、興味をそそるラインナップである。「あかしハイボール」(380円)、「カチ割りジョッキワイン」(480円)には、明石の蔵元のウイスキーやワインを使用する。
郷土を活性化し、日本を元気にするために!
ワールド・ワンで、「郷土活性化プロジェクト」を通じて展開するブランドは13を数え、「明石ニューワールド」の誕生で総店舗数は25店舗となった。そのいずれもが「食によって郷土と地域をつなぐこと」がコンセプトである。2018年9月オープンの「土佐清水ワールド 新橋店」、同年12月オープンの「青森ねぶたワールド 新橋店」と併せて、激戦区・新橋におけるドミナント展開を短期間のうちに実現させたことも、ワールド・ワンの勢いを物語っていると言えるだろう。
店舗データ
店名 | 明石ニューワールド 新橋店 |
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住所 | 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル地下1階 |
アクセス | JR線ほか新橋駅から徒歩1分 |
電話 | 03-5501-1223 |
営業時間 | 【月~金】11:30~23:00(L.O.22:30)、【土・祝】15:00~22:00(L.O.21:30) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 16坪 58席 |
客単価 | ランチ1,000円、ディナー2,500円 |
運営会社 | 株式会社ワールド・ワン |
オープン日 | 2019年4月25日 |
関連リンク | ワールド・ワン(HP) |
関連リンク | ワールド・ワン(FB) |
関連リンク | 青森ねぶたワールド(記事) |