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阿佐ヶ谷駅徒歩15分の住宅街に「サカバ ハレルヤ」がオープン。ワンサード出身オーナーの独立店、醬油のいらない創作刺身と鉄板焼きを打ち出した居酒屋で、日常使いできる地域密着店を目指す

2月11日、阿佐ヶ谷駅北口から徒歩15分ほどの住宅街エリアに、「サカバ ハレルヤ」がオープンした。埼玉・浦和の和浦と、静岡・御殿場の恵比寿、練馬のワンサードといった各地域で展開する飲食グループにて、長年居酒屋の経験を積んできた平本龍太氏の独立店だ。店名の通り「顔が“晴れる”、気分が“晴れる”酒場」というコンセプトを掲げ、醬油のいらない創作刺身と鉄板焼き、90mlから量を選べる日本酒をウリにする。駅から離れたチャレンジングな立地ながらも、地域住民の日常使いニーズに応え、すでに“こんな居酒屋がほしかった!”と好評だ。


飲食業の楽しさを知った和浦、料理を学んだ恵比寿、マネジメントスキルを磨いたワンサードを経て独立

オーナーの平本龍太氏が飲食業界のキャリアを歩み始めたのは、地元である静岡・御殿場を拠点に店舗展開する飲食企業、恵比寿でのアルバイトがきっかけだった。高校卒業後はバーテンダーを志し、恵比寿の現会長の紹介で、埼玉・浦和を中心にショットバーを含め多業態の店舗を運営する和浦に就職。「和浦酒場 弐」で1年勤務した後、念願のバーで1年ほど働く機会を得た。しかし、「バー用語の横文字が覚えられず、挫折した」と苦笑する。それでも「和浦酒場 弐」での経験を通じて、飲食業の楽しさに気づくことができたという。

そして地元・御殿場に戻り、アルバイトで勤務した恵比寿に社員として入社。「ご馳走家 えびす」(現:御厨酒場 えびす)を中心に複数店舗で10年ほど勤務し、店長としての経験を積むとともに、メニュー開発や本格的な料理の技術を学んだ。

2020年には独立を目指して上京。コロナ禍で独立は困難な状況となったが、偶然見つけた求人をきっかけに、練馬を拠点に店舗展開するワンサードに入社。氷川台「晴れのち晴れ」や保谷「火照る」で3年ほど勤務し、チーム作りや従業員育成のスキルを磨いた。「独立に向けた最後の仕上げの期間になった」と振り返る。

2023年12月にワンサードを退職後、平本氏は知人の店でアルバイトしたり、間借り営業を行ったりしながら、本格的な物件探しを開始。「都内でありながら都心ではなく、商店街があって地域の特色が色濃く反映された街に店を構えたい」との考えで、中央線沿線を中心に、中野・高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪とエリアを絞り込んだ。そうして見つけたのが、JR中央線の阿佐ヶ谷駅と西武新宿線の鷺ノ宮駅の中間に位置する、以前は新聞販売店だった約13坪の物件だ。

阿佐ヶ谷駅北口から徒歩15分、鷺ノ宮駅からは徒歩18分。日大二高通りと松山通りが交わる交差点の角に洒落た明かりが灯る。店内の様子を伺える大きな窓が特徴的で、平本氏が気に入っている点でもある

店舗データ

店名 サカバ ハレルヤ
住所 東京都杉並区本天沼1-1-1

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アクセス JR中央線阿佐ヶ谷駅から徒歩15分、西武新宿線鷺ノ宮駅から徒歩18分
電話 03-5327-8555
営業時間 17:30~23:30
定休日 月曜
坪数客数 13坪23席
客単価 4000円
オープン日 2025年2月11日
関連リンク サカバ ハレルヤ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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