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代官山に「オ山ノ活惚レ」が開業。渋谷の閑静な住宅街で坪月商50万円超の繁盛店「活惚レ」の2号店。感度の高いお客を魅了する新作料理やナチュールワイン、クラフトジンを提供!

12月24日、代官山に「オ山ノ活惚レ(オヤマノカッポレ)」がオープンした。渋谷の住宅街で繁盛している魚料理店「活惚れ」の2号店だ。「活惚れ」は、「魚真」から独立した松永大輝氏が2018年4月に開業。名物の刺身盛りを始めとしたコスパの高い魚料理で人気を博しており、2号店の「オ山ノ活惚レ」では遊び心のある新作料理もラインナップした。ドリンクもナチュールワインやクラフトジンを充実させ、感度の高いお客を魅了する。

1号店の「活惚レ」から徒歩で5分ほど、代官山駅からは徒歩で4分ほどの場所にあるビルの2階に立地
仕切りを無くしたフラットなオープンキッチンのカウンター席を8席用意
ゆったりとくつろげるテーブル席も用意。他に扉で完全に個室にできるテーブル席もある
「名物刺身盛り五種盛り」。実際には高級魚介と旬の旨い魚を12種類くらい盛り込む
和だしをベースに牛乳や生クリームを加えて作る「白子チーズリゾット」
店主(TMD代表)の松永大輝氏。鮮魚卸・海鮮居酒屋「魚真」で9年間、腕を磨いて2018年に独立

1号店は駅から徒歩9分の場所で、12坪・月商650~700万円を達成!

2018年4月にオープンした「活惚れ(カッポレ)」は、渋谷駅から徒歩で9分も離れた場所にある。「こんな場所に飲食店が!」と驚くような閑静な住宅街だが、鮮魚卸・海鮮居酒屋「魚真」で9年間腕を磨き、33歳で独立を果たした店主の松永大輝氏(現35歳)は、同店を見事に繁盛店に成長させた。12坪で月商650~700万円を達成しており、客単価は6500~7000円。生の本マグロ、ノドグロ、クエ、アワビ、フグ、ウニ、イクラ、毛蟹といった高級魚貝の数々を、1万円を超える高級店よりも圧倒的にリーズナブルに楽しめるようにしたコスパの高さが大きな魅力だ。さらに、「美味しい料理を出すことと同じくらい、サービスも大事にしています。スタッフたちにも、来てくれたお客様に、もう一回来てもらえる努力をしようと常に伝えてきました」と松永氏が話すように、サービスにも注力して多くのリピーターを獲得してきた。

そんな同店が、開業から1年8ヵ月で早くも2号店をオープンした理由は明快だ。1店舗だけでは「お断り」しなければならないケースが増えたからである。「SNSの発信などの効果もあって、おかげさまで近隣だけでなく、広域からお客様にご来店いただけるようになりました。ただ、それによって、これまで支えてきてくれた常連さんをお断りしなければならないことも多くなり、それが非常に申し訳ないのと、店としても取りこぼしがあるのはもったいないので、2号店を出店することにしました」と松永氏は話す。2号店の「オ山ノ活惚レ」は、代官山駅から徒歩4分ほどで、1号店の「活惚れ」からも徒歩5分ほどの近距離。1号店は、松永氏が「このエリアをもっと飲食の街にしたい」という思いも込めて「奥渋谷」ならぬ「谷渋谷(タニシブヤ)」と呼ぶ鶯谷町にあり、2号店はその「谷」から坂を上った代官山という「山」にあることから、店名を「オ山ノ活惚レ」にした。

店舗もメニューも、新たな工夫を取り入れた意欲的な2号店

「オ山ノ活惚レ」は、1号店に入りきれないお客の受け皿であるだけでなく、新たな工夫も取り入れた意欲的な2号店だ。まず店舗(12.5坪)の客席は、より幅広いニーズに対応できる「使い勝手の良さ」を強く意識した。オープンキッチンの8席のカウンターは、衝立を無くした「完全フラット」にし、調理のライブ感とともにデートなどでも使ってもらえるスタイリッシュさを演出。一方でゆったりとくつろげるテーブル席も12席用意している。「最初の店は、資金が少なかったこともあって簡易なテーブルや椅子にしましたが、このエリアは思った以上に土日などはお子様連れの家族が多いことが分かりました。そこで、2号店のテーブル席はしっかりと背もたれがついていて、お子様も座りやすいローチェアにしました」(松永氏)。他にも、扉で完全に個室にすることができるテーブル5席を設け、会食などの利用にも対応する。
 
さらに、メニューも新たに「おでん」を導入し、他にも新作料理をラインナップ。魚貝の素材力を生かした刺身や焼物、煮物に加えて、ちょっと目先を変えた遊び心のあるメニューを増やしているのが「オ山ノ活惚レ」の特徴だ。メニューの内容は仕入れによって日々変わるが、例えば、取材時で言えば、「名物刺身五種盛り」(実際には12種前後/2人前3000円)を始め、「毛蟹甲羅詰め」(1/2・1800円 1パイ・3500円)、「白子とあん肝合盛りポン酢」(1500円)、「鰤(ぶり)」(トロ塩焼1500円 カマ焼き2400円)、「穴子白焼き」(1700円)、「金目鯛かぶと豆富煮」(1300円)など、魚貝の素材力を生かしたメニューが充実しているのは1号店と同様。一方で、「お山のギョーザ」(4ヶ800円)、「和牛イチボ 炙り焼き」(2700円)、「ハムカツ特選‼肉厚仕込」(950円)、「fishタルタルカツサンド」(1000円)、「白子チーズリゾット」(1500円)、「山椒牡蠣塩ラーメン」(1200円)など、感度の高いお客の目を引きそうな魅力メニューも揃う。「居酒屋の良さは何でもアリなところ。これまで修業時代を含めてずっと魚をやってきましたが、他にもやってみたい料理がたくさんあり、僕自身が食べたいものを新たに加えた感じです」という松永氏の柔軟な発想がメニューに反映されている。

「美味しい和食とともにナチュールワインやクラフトジン」

「オ山ノ活惚レ」は、ドリンクでも新たな魅力を打ち出した。国産ワインを揃えている1号店に対して、同店は海外のものを中心にナチュールワインに特化。常時50~60種類を用意し、赤・白・オレンジ・ロゼをグラス(700円~)でも楽しめるようにしている。中でも「オレンジワインは和食のだしと相性がバッチリ」(松永氏)なことから一押しだ。さらに、国産とヨーロッパ産のクラフトジンも計4種類用意。「ソーダ割」(800円)と「トニック割」(850円)で提供し、ソーダやトニックが残った場合はクラフトジンだけを追加注文できるようにもしている。

そして、ビールもボトルのクラフトビール(1本1000円)を充実。「単なる魚居酒屋ではなく、ドリンクでも代官山の感度の高いお客様に喜んでもらえる店を目指しています。そう話している僕自身、本当に代官山のことが分かっているかどうかあやしいのですが(笑)、とにかく美味しい和食とともにナチュールワインやクラフトジンを味わうのは楽しいと思うし、そういうお客様を見るのはこちらとしても楽しい」と松永氏は話す。

今後の店舗展開も視野に入れ、オペレーション面も改善!

また、「オ山ノ活惚レ」は、実はメニュー数を1号店の3分の2くらいに絞っている。1号店の課題を踏まえて、オペレーション面も改善したのだ。1号店には活魚の水槽があり、炭火焼きの設備もあるが、2号店ではこれらを無くした(2号店でも焼おにぎりなどに使う簡易な炭火鉢は用意)。

「最初のお店は、調理オペレーションがかなり複雑で、僕ができても、他のスタッフができるようになるのに時間がかかるという課題がありました。そこを改善して、もう少しスタッフがやりやすい形にしながら、なおかつ、お客様にしっかりと満足していただけるように工夫したのが、この2号店です。最初のお店は調理場が3人ですが、こちらは2人でも大丈夫なようにしています。まだ先の話ですが、店舗を増やしていくためにも、いい意味で自分が現場を離れやすい店にしていくことも必要だと考えました」(松永氏)。「将来的にはクオリティーの高い魚料理を、より気軽に楽しめる立ち飲みの店なども手掛けてみたい」といった構想を持っており、今後もさらに新たな展開を見せてくれそうだ。
 

(取材=亀高 斉)

店舗データ

店名 オ山ノ活惚レ(オヤマノカッポレ)
住所 東京都渋谷区猿楽町9-1 宮田ビル 2F
アクセス 代官山駅から徒歩4分
電話 03-6416-3985
営業時間 月~土17:00~25:00 日・祝16:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 12.5坪・25席
客単価 6500~7000円
運営会社 株式会社TMD
オープン日 2019年12月24日
関連リンク 活惚れ(記事)
関連リンク オ山ノ活惚レ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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