渋谷に「HUIT（ユイット）」が開業。グローバルダイニングの渋谷「権八」の年商を約2倍にした敏腕店長の独立、イタリアの独占輸入ワインと小皿料理で「人を結ぶ」空間を目指す

GD時代の仲間も集まり、年内には2店舗目も！？

オープンから2週間ほど。まだまだ客数はまばらではあるが「独立してからとても楽しい」と松原氏は笑顔を見せる。「お客様と話したり、料理やワインの反応を直に見れたり。早速リピートしてくれる人もいて嬉しいですね」。今後の営業方針としては、オープンから20時21時ごろまでをディナー第一部とし、前菜からデザートまでしっかり食事もするお客を予約で埋め、21時以降は気軽なワインバルとしての利用を取り込みたい考えだ。「もちろん第一部からも気軽な利用も歓迎です。店名の通り、ユイット＝結人で“人と人を結ぶ”店にしたいので、わちゃわちゃと賑やかな雰囲気にしたい」。

Pineではグローバルダイニング時代の仲間などが参画し、松原氏含め4人の社員とアルバイトで運営する。すでに「HUIT」のオープン1か月前からはfavyが運営するシェア型フードホール「汐留横丁」でポップアップ店舗の「HUIT」をオープンしており、現在もテストキッチンとして営業している。今後の展開も意欲的な松原氏。すでに次なる店舗も見据えており、「2店舗目を今年中にオープンさせ、業界をざわつかせたい」とのことだ。「目標は40歳になる5年後に上場です！」と松原氏。その行方を見守りたい。

写真左からPine代表の松原幸範氏、店長の上牧 蓮氏、スタッフの長船千夏氏、料理長の前山朋貴氏。前職の仲間を中心に最強の布陣で営業する

（取材＝大関　まなみ）

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