横浜・三ツ境に「Italiana Pinocchio（イタリアーナ ピノッキオ）」が開業。グローバルダイニングでエリア統括料理長やコロワイドでシェフを務めた店主が地域密着イタリアンで独立

25年イタリアン一筋。いとこのLIVE CREATE髙瀬氏の影響でグローバルダイニングへ

相鉄線の三ツ境駅からすぐにオープンした「Italiana Pinocchio」。オーナーの小塚晋介氏は、25年にわたりイタリアンの料理人としてキャリアを積んできた人物だ。「もともと長く三ツ境に住んでいて土地勘はありました。各駅停車の駅ではありますが、同線の中で6番目に乗降客数が多いそうで、住み心地もよく、郊外立地ですが思った以上に人出が多い。イタリアンの店もいくつかあり、ランチが1400円や2500円する価格帯でも人気店となっており、ポテンシャルはあると思っていました」と話す。

子どもの頃から料理人を志していた小塚氏は、地元愛知の高校を卒業後、大阪の調理師学校へ進学。その後、大阪、東京、横浜でカジュアル店から高級店まで様々なイタリアンの店で働いてきた。小塚氏は、「Bistro Chick」、「Asian Cuisine A.O.C.」など、六本木・麻布を中心に飲食店を展開するLIVE CREATE創業者の髙瀬篤志氏といとこの関係だ。同い年で共通点も多い2人は、血縁関係である以上に同業の仲間として互いに連絡を取り合っていた。その中で小塚氏は、髙瀬氏の古巣であるグローバルダイニングに興味を持ち2014年に入社した。「その時すでに髙瀬はグローバルダイニングから独立していましたが、いい会社だと聞いていました。髙瀬以外にも多くの経営者を輩出していることから、自分も働いてみたいと考えました」と小塚氏。同社のイタリアン業態「Cafe La Boheme（カフェ ラ ボエム）」の店舗で活躍し、エリア統括料理長も務めた。その後、2020年にはコロワイドへ入り、横浜・桜木町の「LITORANEO（リトラーネオ）」の立ち上げからシェフを務める。同店が大手予約サイトの人気ランキングに入るなど人気店へ成長する過程に貢献した。

駅から徒歩2分ほどの路面に立地。ガラス張りで中の様子がよく見える

店舗データ