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千駄木に「ataru BAKE(アタルベイク)」がオープン。北千住「アタル」など人気居酒屋を手掛けるトーヤーマンが初のカフェを出店。柔軟な働き方の実現、人材の多様性を広げる

4月15日、千駄木に「ataru BAKE」がオープンした。マフィンを中心とした焼き菓子がウリのカフェだ。運営は、入谷の「暮ラシノ呑処 オオイリヤ」、北千住の「酒呑倶楽部アタル」と「タチアタル」、「ジャンソーアタル」といった居酒屋を展開するトーヤーマン(東京都台東区、代表:當山鯉一氏)。居酒屋を得意とする同社による初のカフェ業態だ。育児中のスタッフが昼に働ける場所づくりであったり、居酒屋だけでなく幅広いジャンルからの人材確保などが出店の狙いだ。飲食業界を取り巻く環境下が変化する中で、人気居酒屋グループの新しいチャレンジに注目したい。


創業から8年、「会社の幅を広げたい」と居酒屋以外の業態を模索

谷中、千駄木、根津を総称し“谷根千”と呼ばれるエリアは、個性的な雑貨店やカフェ、アートギャラリー、昔ながらの商店街や歴史的建造物などが点在し、情緒漂う観光エリアとして人気の街だ。そんな谷根千にオープンした「ataru BAKE」は、北千住を中心に人気居酒屋を手掛けるグループトーヤーマンの初のカフェ業態となる。

同社はブラボーピープルズの「椿堂バル」などを経た當山鯉一氏が2015年、入谷に居酒屋「暮ラシノ呑処 オオイリヤ」を開業し創業。その後は北千住で展開し、2018年には蒸しつくねとおばんざいがウリの居酒屋「酒呑倶楽部アタル」を、2020年には立ち飲みの「タチアタル」、2022年には雀荘だった物件をリノベーションした居酒屋「ジャンソーアタル」をオープン。2021年には沖縄・那覇の飲食施設「+hacchi」にも出店し、現在こちらは店長に譲渡している。これまで當山氏自身が「街にあったらいいな」を身上に店づくりを行ってきた。

創業から9年。スタッフも増え、個人商店から企業としての体を意識するようになってきたという。「2年ほど前から『会社の幅を広げたい』ということをスタッフには宣言していて。『ジャンソーアタル』くらいまでは、純粋に僕がやりたい店、街にあったらいいと思う店をつくっていたのですが、いまは信頼できるスタッフも増え、皆のために会社をつくっていかなくてはという気持ちが強くなっていった。そのひとつとして、居酒屋ではなく昼営業の店を出すことで、昼の時間帯をメインに働ける環境をつくりたいと考えました」と當山氏は話す。

千駄木駅から徒歩2分の路面に立地。周辺には雑貨店やカフェが点在し、街あるきを楽しむ人も多いエリアだ

店舗データ

店名 ataru BAKE(アタルベイク)
住所 東京都台東区谷中2-18-6

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アクセス 千駄木駅から徒歩2分
電話 080-5522-6105
営業時間 11:00~17:00
定休日 水、日
坪数客数 7坪4~5席
客単価 1500円
運営会社 株式会社トーヤーマン
オープン日 2024年4月15日
関連リンク ジャンソーアタル(記事)
関連リンク タチアタル(記事)
関連リンク 酒呑倶楽部 アタル(記事)
関連ページ ataru BAKE(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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