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船橋に「炉端のしん歩」が開業。バンクーバーの居酒屋や楽コーポレーションを経て西千葉「はん歩」で独立、続く2店舗目。原始焼きがウリの上質な居酒屋で周辺の大衆店と差別化

11月13日、千葉・船橋に「炉端のしん歩」がオープンした。オーナーは知花 良氏、カナダ・バンクーバーの居酒屋や楽コーポレーションを経て、西千葉に「はん歩」をオープンし独立した人物だ。「はん歩」は当時千葉には少なかったという原始焼きを打ち出し、学生街の中でも大人の客層を狙って差別化。同店が軌道に乗ったことで出店した今回の「しん歩」は、創業時は手が届かなかったという船橋エリアに念願の出店。「はん歩」と同様の原始焼きに加え、今回は蒸し料理や土鍋ごはんも取りそろえた上質な和食を提供する。やはり若者向けの大衆店が多い船橋で、ワンランク上の居酒屋で勝負をかける。


カナダの居酒屋や楽コーポレーションで経験を積み、地元で独立

JR船橋駅、京成船橋駅から徒歩で3~4分ほど。チェーン店や大衆系の居酒屋が多く立ち並ぶ繁華街で、シックなファサードがひときわ目を引くのが「炉端のしん歩」だ。オーナーの知花良氏は大学を卒業後、ワーキングホリデーでカナダ・バンクーバーへ。現地で日本人オーナーが運営する日本式居酒屋「北の家Guu」でアルバイトを始め、飲食業の楽しさにのめり込んでいった。ワーキングホリデーのビザが切れた後もワークビザを取得し、計4年間経験を積む。やがて日本で自分の店を持ちたいという思いが芽生えた知花氏はオーナーに相談すると、オーナーの古巣だという楽コーポレーションを紹介される。帰国後は同社の町田の「まんま屋 汁べゑ」で4年ほど働いた。

独立の地は、「両親が飲みに来れるところでやりたかった」と地元である千葉に絞った。当初は人口も多い船橋で物件を探そうと不動産屋を訪れるが、けんもほろろに断られたという。「実績がないので船橋で開業は難しい、と物件を紹介してもらえず悔しい思いをしました。西千葉でたまたま物件が見つかったので、ここで頑張って繁盛店を作っていつか船橋で出店しようと思いました」と知花氏は振り返る。

「しん歩」のファサード。シックで高級感ある雰囲気に仕上げ、周辺のチェーン店や大衆店と差別化。目立つ看板はあえて置いていない

店舗データ

店名 炉端のしん歩
住所 千葉県船橋市本町4-18-33

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アクセス 船橋駅から徒歩4分、京成船橋駅から徒歩3分
電話 047-429-8565
営業時間 17:00〜23:30(フードLO22:30、ドリンクLO23:00)
定休日 不定休
坪数客数 13坪24席
客単価 6000円
オープン日 2023年11月13日
関連リンク 炉端のしん歩(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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