「谷中 酒喰 清太郎」が開業。日本酒、焼酎、ウイスキー、あらゆる酒をひとクセある品揃えで。自他ともに認める「酒オタク」な店主による「お酒っていいな！」と思える場所

地元の家族連れから近隣の飲食店の紹介など、街のつながりから幅広い層を集客

オープンから１か月弱。町内会のつながりや近隣の飲食店からの紹介で来るお客に、「酒と肴 ひらの」時代の常連から中心にスタートし、じわじわと来店が増えているという。「早い時間帯は家族連れのお客様、その後は近隣の酒好きの方、遅い時間には仕事を終えた同業者と、３つのカテゴリーで集客できている。今後はここに観光客も取り込んでいけたら」と山田氏。一人客も散見されるが、酒について語りだすととまらなくなる山田氏のトークを楽しみに来店しているようだ。「下は7歳のお子様、上は90歳の町内会長まで、幅広い方にご来店いただいています。隣り合った人と会話が生まれることもあり、ここが街の社交場になれれば嬉しいですね」。目指すのは街に溶け込む店。「町会の皆でクラフトビールづくりもできたらいいなぁ。あとは、やっぱりお酒の店としてお酒のタンク買いもやりたいです」と山田氏は目を輝かせる。

酒への愛とトークがとまらない、店主の山田智之氏。酒とともにラーメンへにも並々ならぬ情熱を注いでおり、周囲からは「酒場でなくラーメン店を開業しないのか」と言われることもしばしばあるという。しかし「ラーメンよりもお酒でお客様に喜んでもらう方が好き」ときっぱり

（取材＝大関　まなみ）

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