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新宿歌舞伎町に「うしこぞう」が開業。食肉卸や屠畜現場、焼肉店とあらゆる肉の経験を積んだオーナーが川崎でドミナント展開するエヌシーイー、今回は日本有数の繁華街で勝負!

5月11日、新宿歌舞伎町に「うしこぞう 新宿店」がオープンした。横浜・鶴見の「肉小僧」、川崎の「うしこぞう」など肉業態を中心に展開するエヌシーイー(神奈川県横浜市)の新店舗だ。代表の斎藤 玲氏は10代の頃から食肉卸や屠畜の現場に携わり、焼肉店でも修業を重ねた肉のプロフェッショナル。群を抜いた肉に対する愛と造詣の深さで、横浜の郊外や川崎で人気店を作りあげている。今回はローカルエリアから一転、新宿歌舞伎町で勝負。斎藤氏が最も得意とする大衆焼肉業態がどこまで通用するのか、日本有数の繁華街で腕試ししたい考えだ。


本店「肉小僧」は18坪で月商700万円、横浜郊外や川崎で人気の焼肉グループ

世界有数の繁華街、新宿歌舞伎町。コロナ禍からのインバウンドの復活や、話題の商業施設「東急歌舞伎町タワー」の開業もあり、ますます盛り上がるエリアとして注目が集まっている。そんな歌舞伎町の一角にオープンしたのが「うしこぞう 新宿店」だ。一般的に焼肉店オーナーは焼肉店での修業を経て独立するケースが多いが、エヌシーイーの代表、斎藤 玲氏は、焼肉店での修業はもちろんのこと、食肉卸や屠畜といった肉にまつわるあらゆる現場の経験を持つ稀有な人物だ。

そもそも斎藤氏が社会に出たのは17歳の時。野球の推薦で高校に進学するも中退し、幼馴染の実家である食肉卸の会社に入る。「高校にいても将来が思い描けず、幼馴染の会社なら、将来ナンバー2になれるかも、との目論みで頼み込んで働かせてもらいました」と斎藤氏は振り返る。そこでは卸業のみならず屠畜も行っており、食肉に関する様々な現場経験を積んだ。将来の出世を狙い自ら経営の勉強にも励み、18歳で倉庫の管理も任されるまでになったという。

そんな折、斎藤氏が20歳の時に父が亡くなる。生活のために斎藤氏は知人が川崎で営業していた7席の小さな焼肉店を譲り受けた。昼は変わらず食肉卸の会社で働き、夜は焼肉店に立つ日々。そうした生活を1年半ほど続けるも、改めて焼肉店の経営を勉強する必要性を感じ、食肉卸を退職。さまざまな焼肉店12件で働き、改めて焼肉店の経営ノウハウを学んだ。そして斎藤氏が23歳の2016年、川崎の焼肉店の移転というかたちで横浜・鶴見に「肉小僧」をオープンした。その後も出店を進め、横浜・鶴見の「肉小僧」を筆頭に、川崎で「うしこぞう」、「肉小僧 匠」、神奈川・大和に「小僧苑」と「元祖ニュータンタンメン本舗」、また西麻布に高級肉割烹「おにく玲」など、肉業態を中心に展開。現在、本店の位置づけである鶴見の「肉小僧」は18坪で税込の月商700万円。川崎「うしこぞう」と「肉小僧 匠」も1000万~1200万円をキープ。特に鶴見「肉小僧」は都心と比べて家賃は手ごろで利益率も高い。

新宿区役所の裏手、歌舞伎町の一角の路面に立地。横浜郊外・川崎を中心に展開してきたが、都内から足を運ぶお客も多かったことも出店の決め手だ

店舗データ

店名 焼肉うしこぞう 新宿店
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-4-8 らんざんビル 1F

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アクセス 新宿三丁目駅から徒歩5~7分、JR新宿駅東口から徒歩7分、西武新宿駅から徒歩6分
電話 03-6686-4875
営業時間 17:00~24:00(LOフード23:00、ドリンク23:30)
定休日 無休
坪数客数 20坪32席
客単価 7000円
運営会社 株式会社エヌシーイー
オープン日 2023年5月11日
関連リンク 焼肉うしこぞう 新宿店(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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