国分寺に「ユニバーサルスタンド コシカケ」がオープン。店主は27歳で猿屋一家から社内独立、あらゆる世代に親しまれる“ユニバーサル”な酒場を目指す

まずは「国分寺で飲むなら『ユニバ』でしょ」と呼ばれる店にしたい

鈴木氏が目指しているのは、世代や性別、国籍を問わずあらゆる人が楽しめる“ユニバーサル”な酒場。営業開始時間を以前の18時から16時に早め、客席を分けたことが功を奏したのか既に客層は広がっており、口開け直後に1杯だけというお客や、アルコールは飲めないもののパスタを楽しみに訪れるお客がいたりと、「20～70代台前後まで、幅広い方が来てくださるようになって、僕が理想としている店に近づいてきました」と笑顔を見せる。

もともとは自身の“人見知り”を克服するためにカウンター接客を選んだが、いつしかカウンター越しにお客と向き合い、一人一人のニーズを見極めながら料理やサービスを提供することが楽しみに変わったという鈴木氏。35歳までに3店舗以上出店するという目標を掲げ、基盤を作っていけたらと話す。「この店は僕にとって“0（ゼロ）”、1を作るためのスタート地点だと考えています。この場所でさらに経験を積みながら、国分寺の“ユニバ”として親しまれるような店に成長させたいですね」。

「独立したことで、ようやくスタート地点に立った」と話す店主の鈴木雄斗氏

（取材＝河西みのり）

店舗データ