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表参道、関内で「O’denbar うまみ」を展開するWASが、代官山に3店舗目を出店。海外進出も視野に入れた圧巻のブランディングで、勢いはさらに加速する!


IT業界へ転身し、徹底的に対企業のスキルを強化。身に付けた知見をフル稼働して独立開業

宇野氏がグロブリッジを退職したのは、自分自身の足りない能力を埋めるためだった。「飲食で働いている中で、自分はBtoBビジネスの力が圧倒的に足りていないことに気づきました。でも、将来独立開業するためには、その力は絶対に必要となる。そう思って、大手の実績がある企業で営業職をしようと考えました」。そうして宇野氏が勤め始めたのが大手IT企業のデル・テクノロジーズ。知識もない未経験のIT業界へ飛び込んだのだった。「ITの基礎知識はもちろん、対企業でのコミュニケーション能力や大企業の利回りの仕組みなど、自分が全く触れたことのない知識をインプットできて、とても価値のある期間でした」。宇野氏は、この時期を「人生で一番濃い時間だった」と、語る。

その後、2020年に入り、宇野氏は独立開業の準備に入る。「ITで色々学んだことも活かして、やはり飲食で勝負をかけようと思いまして」と、語る宇野氏。海外展開も視野に入れて業態は和食にすることは決めていたものの、寿司や割烹といった業態は競合過多で、熟練の職人の力も必要になってしまうことが課題だった。そんな中、思案し続けた結果、閃いたのがおでんだ。「和食の魅力は出汁。日本独特の文化であると言っても過言ではありません。その中でも、おでんは大衆的なイメージがついているし、仕組みさえつくれば、誰でも同じクオリティを出せます」。この再現性の高さは、今後スケールしていく上で重要度が高い要素だ。また、食へのアンテナの高い20代後半から30代前半の女性をターゲットにするため、バーの要素も付け加え、「おでんbar」という業態で勝負。坪数は7~8坪程度。渋谷や表参道、代官山といった「おでんbar」という競合のないマーケットに出店と、着々と戦略の解像度を高めていく。「結局、この時期は東京で物件が出にくい時期だったので、グロブリッジ時代に店舗運営をしたことのある横浜市関内で1号店を開くことにしました」と、宇野氏。

かくして、2021年2月に独立第1号店「O’denbar うまみや 関内」を開業。コロナ禍による自粛で営業時間や酒の提供などに制限があったものの、この時期に出店したことが注目を浴びることにつながり、好調な滑り出しを切ることができた。そして、その勢いを保ったまま、同年10月に「O’denbar うまみ 表参道」を開業。「店舗を知ってもらわなければ意味がない」と、プレスリリース配信サービスを活用すると、早々にメディア露出を果たして人気店舗に。「取材に来てくれたメディアの方々も、マーケットに対する業態の希少性に着目してくれました」と、当初の宇野氏の狙いが的中した形と言えるだろう。

そして今回、さらに展開を広めるべく3店舗目を出店。2022年9月1日に、「O’denbar うまみ 代官山」を開業した。

日本らしさを表現するため、白を基調としたシンプルな内観。現在は7~8坪の物件で、FC展開のパッケージを設計している

店舗データ

店名 O'denbar うまみ 代官山
住所 東京都渋谷区代官山町13-8キャッスルマンション代官山104

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アクセス 東急東横線代官山駅より徒歩3分
JR山手線恵比寿駅より徒歩8分
JR山手線渋谷駅より徒歩10分
電話 03-6416-9209
営業時間 ランチ 12:00~15:00 、ディナー 17:00~23:00
定休日 不定休
坪数客数 約8.2坪 12席 
客単価 3500円
運営会社 株式会社WAS
オープン日 2022年9月1日
関連リンク O'denbar うまみ 代官山(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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