駒沢大学に「駒沢スタンドS」が開業。「近くにあったら絶対通っちゃうよね」をコンセプトにした地域密着の酒場業態、用賀、三軒茶屋に続く新店舗

若手スタッフたちの独立のチャンスを広げたい

創業当初から「お客様もスタッフも輝ける場所（会社）作り」を目指してきた清水氏。今後はスタッフの育成および独立支援に力を入れていきたいと話す。「ベースとして考えているのは、スタッフが成長して、店を1人で任せられるようになったタイミングで、そのまま店を譲渡する方法です。そのためにもまずは、10店舗は目指したいなと。もう少し人が揃ったら、独立を希望するスタッフに、ランチタイムの時間帯を実験的に使ったりして、経営者としての視点を学ぶ機会も作りたいですね」。

一方で、独立志望ではないスタッフのためにも、細かな評価制度、技能手当などより働きやすい仕組みづくりにも取り組んではいるが「できれば独立させてあげたいですね。やっぱり。自分で店を持つのは楽しいですから」と清水氏は繰り返す。メニュー提案会をはじめ、挑戦したい、自分の特技を生かしたいと願うスタッフにとって、さまざまなチャンスが用意されている同店。将来有望なスタッフらの活躍も含め、今後の展開が楽しみでならない。

写真左から、スタッフの岡本浩氏、増山龍斗氏、代表の清水克彦氏

（取材＝河西みのり）

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