中学時代からイタリアに憧れ、「三笠会館」、「ラ・ジョコンダ」などで経験を積む
そんな独自の店づくりを実践するのは、オーナーシェフの井上雄一氏。同氏はイタリアへの憧れから料理人の道へ。中学時代、サッカー少年だった井上氏は強豪国であることからイタリアに興味を持ち、イタリアの旅ガイドを読みふけっていたという。高校では調理科に進み、卒業後、レストランを展開する三笠会館へ。同社の運営するイタリアンバールに希望通り配属しイタリア料理を学んだ。2年後には赤坂のトラットリア「ラ・ジョコンダ」へ。同店はイタリア大使館の至近にあることからイタリア人のお客やスタッフも多く、彼らと交流を重ねてリアルなイタリアを感じたという。その後、念願のイタリアへ渡り、フィレンツェと、ミラノ近くの街、ガッララーテで計1年ほど過ごす。帰国後は恵比寿の「イル・ボッカローネ」へ入り、大阪店の立ち上げも経験。やがて井上氏が「師匠」と仰ぐシェフが独立することになり、それに参画し、中目黒の「スポルカチョーネ」という店を立ち上げる。この店が現在の「スポルカチョーネ」の礎となっている。中目黒の同店は残念ながら1年半ほどで閉店となるが、その後、井上氏は再び「ラ・ジョコンダ」に戻り3年ほどシェフを務め、コロナ禍を機に独立を決意。「緊急事態宣言中は店の方針で休業することになり、料理ができずもどかしい思いをすることもあり、じゃあいっそ、自分で店をやりたいと思うようになりました」と井上氏。物件を探す中、用賀で「スタンドS」を運営する清水克彦氏に声をかけられ、清水氏が代表のPLACE運営ものと、「スタンドS」跡の物件で2020年9月、「スポルカチョーネ」を開業。独立にあたり、「師匠」より中目黒の店の名前とコンセプトをもらっている。
店舗データ
店名 | スポルカチョーネ |
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住所 | 東京都世田谷区松原1-20-18 |
アクセス | 明大前駅、東松原駅から徒歩8分 |
電話 | 03-6379-2869 |
営業時間 | 17:00~22:00(LO21:00) |
定休日 | 水、日 |
坪数客数 | 約20坪20席+立ち飲み数名 |
客単価 | 8000~12000円 |
オープン日 | 2022年11月11日 |
関連リンク | スポルカチョーネ(Instagram) |