ナチュラルワインはグラス500円均一。ワインへの導線を考えたドリンク構成
料理は、ワインとの相性を意識しつつ「中華と洋が香る居酒屋メニュー」を主眼に揃えた。名物は3つ、「まずは挨拶代わりに」と銘打った「下町の焼き餃子」(4ヶ640円)、「雲仙ハムの春巻き」(1本630円)と、季節ごとに代わる春巻きで、取材時は「菜の花と鰆の春巻き」(1本600円)だ。それ以外にも、「サルバSaladカルパッチョ」(630円)、「よだれどり 葱orパクチー」(680円)、「牡蠣ぶっ叩きなめろう」(630円)、「レーズンバターサンド」(2個400円)、「肉シウマイ」(4個640円)、「青梗菜炒め 魚介混入」(600円)、「角煮まん」(2個780円)、「リゾット的炒飯」(850円)など、計30品超。
「#サカバサル」時代からのメニューもいくつかあるが、例えば「麻婆豆腐」(780円)なら、以前は大衆酒場ゆえ「白飯が欲しくなる」よう餡を多めにしていたところ、同店では「ワインのアテ」を意識し、餡と木綿豆腐のバランスを再考するなど、細かなバージョンアップを加えている。
「今はオープンしたばかりとあって料理はスタンダードでわかりやすい品中心にしています。今までのお客様に『急にカッコ付け始めた?』と思われるのだけは避けたくて。まずは街にご挨拶している段階です」。
ドリンクの目玉となるナチュラルワインはグラス1杯120mlでどれでも500円均一。原価から考えると破格の値付けだが、初心者でもスルスル飲める味わいのものを中心にラインナップ。リーズナブルでも杯数が進む仕掛けだ。
料理はわかりやすさを意識する一方でドリンクには遊びを入れ、サワー類は「林檎酢レモン酎ハイ」(550円)、「塩ライチ酎ハイ」(580円)、お茶割りは「ぶどう茶酎ハイ」(550円)、「あずき美人茶酎ハイ」(500円)、生ビールは「PSB」(600円)、ホッピーは「白or黒」(400円)の他、「珈琲ホッピー」「ウメッピー」(550円)など。炭酸割りをオススメする焼酎は600円~など。ひとひねりを加えて、特に女性客に引きがあるものを多く取り入れている。
あえて緑茶割りや、「国分寺の人が大好き」(栗原氏)といジャスミン茶割り、紅茶割りはラインナップしていないのもポイントだという。「この店ではワインを飲んでほしい。定番のお茶割りがあるとワインまでたどり着いてもらえないので、ワインへの導線を意識してドリンクは構成しました」。
店舗データ
店名 | 一軒目中華salvador(サルバドール) |
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住所 | 東京都国分寺市本町2-8-4 |
アクセス | 国分寺駅から徒歩3分 |
電話 | 042-325-8686 |
営業時間 | 【月~木・日】18:00〜26:00【金・土・祝前日】18:00〜28:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 18坪32席 |
客単価 | 4000~4500円 |
運営会社 | 株式会社Roman |
オープン日 | 2023年3月1日 |
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