調理師専門学校卒業後、ホテルの厨房へ。その後、18年間イタリアンで修業を積む
西荻窪駅南口から荻窪方面へ高架沿いに進むと、様々な飲食店が軒を連ねるエリアに足を踏み入れる。細路地へ曲がれば、昭和風情の飲み屋の看板が煌々と光る雑居ビルと出合い、1階のガラス張りの扉から、立ち飲みバル「#18(オハコ)」の柔らかな光が漏れ出している。店内に入って目に映るのは、カウンターのショーケースに並ぶ見目麗しい前菜の数々。「スペインの立ち飲みバルみたいな、サクっと来て、サクっと飲める店のイメージを作りたくて」と、オーナーの安達克哉氏は語る。
安達氏は、新潟県長岡市出身。高校生の頃、自宅の近所にある蕎麦店でアルバイトを始めた。「料理を作ることでお金を稼ぐことができる。お客さまも喜んでくれる。シンプルに、それってすごいことだと思いました」。高校卒業後は、さらに調理の技術を身に着けるため、専門学校へ入学。その後、上京し、ホテルに併設されたイタリアンレストランで厨房業務に勤しんだ。「なんとなく、イタリアンってかっこいいな、と思ったのがきっかけです(笑)。東京に出れば、何かあるはず! と思って」。だが半年後、ホテルの経営体制が変わったことによりレストランも業態を変更。それをきっかけに安達氏は退職し、その後の半年間は、職に就くこともなく、日々を過ごしていた。「当時20歳で、成人式の年だったんです。出てみたら、友人たちは結構ちゃんと仕事をしている。このままじゃヤバい。何か仕事をしなくちゃ! と、動き出しました」。いくつか応募をした中で、イタリアンイノベーションクッチーナが運営する「Uottoria TOSCANA 代々木店」に受かった安達氏。「実は、アルバイトで応募したのですが、面接の際に代表の四家公明さんから『社員になりなさい』と言われて、入社したんです」。その後、「Uottoria TOSCANA 代々木店」で働いたのち、「パスタ専門店 とすかーな 武蔵小山総本店」に配属。勤務した3年の間に店長も務めた。「現在は社長になった青木秀一さんが、当時、私の上司として常に面倒をみてくれました。たくさんの学びをいただいたし、なにより居心地が良かった。そのおかげで続けていくことができましたね」。青木氏からチームマネジメントの能力を見出された安達氏は、新店舗の立ち上げや既存店舗の立て直しなどを経験しながら、様々な店舗を渡り歩きつつ、同社で18年間、勤務を続けた。
店舗データ
店名 | #18(OHAKO) |
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住所 | 東京都杉並区西荻南3-15-9 |
アクセス | JR中央線西荻窪駅南口より徒歩1分 |
電話 | 080-1386-9220 |
営業時間 | 【火〜土】17:00~23:30、【日】15:00~22:30 |
定休日 | 月曜日 |
坪数客数 | 約9.5坪 スタンド20名 |
客単価 | 2500円 |
オープン日 | 2022年11月15日 |
関連リンク | #18(OHAKO) |