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下北沢に「呑み処 タナカたなか ハナレ」オープン!若者に人気の居酒屋「呑み処 タナカたなか」の2号店。住宅街に位置する空中階の物件で上質な酒と肴を揃え、大人がゆるりと過ごせる店を目指す

10月21日、下北沢に「呑み処 タナカたなか ハナレ」がオープンした。運営は三軒茶屋「モリッシーん家」など飲食店や美容業、アパレルなど幅広く展開するTRUNK OUT(代表:森下暁央氏)で、同店は下北沢のあずま通り商店街にある「呑み処 タナカたなか」の2号店にあたる。若い世代のファンが多く、カジュアルな雰囲気の1号店に比べ、マグロ希少部位、A 5和牛の串などワンランク上のつまみや日本酒を揃え、こちらは大人がゆっくり寛げる落ち着いた空間だ。


スタッフが「長く、楽しく働ける会社づくり」を目指して起業

再開発により、著しく変化している下北沢エリア。駅北側の路地裏に佇むビルの2階にオープンした「呑み処 タナカたなか ハナレ」は、文字通り、駅前ながらも人でにぎわう通りからはやや離れ、隠れ家感が漂う。
オーナーの森下暁央氏は、かつて三軒茶屋にあったバー「モリッシーん家にイコイコ!!」の店長を経て、2018年に幡ヶ谷に創業店のバー「モリッシー」(2022年に閉店)で独立。2019年に三軒茶屋のカラオケバー「モリッシーん家」、2021年には下北沢に居酒屋「呑み処 タナカたなか」を開業する。コロナ禍の開業にもかかわらず、「呑み処 タナカたなか」が好調だったことから、2号店となる「ハナレ」をオープンすることになった。森下氏は飲食店以外にも事業を展開しており、都内を中心に4店舗展開する古着屋「sui」、美容室運営など美容業にも力を入れているという。

そのユニークな事業体系に驚いていると「19歳の頃から、いつか飲食店も古着屋も、美容室も自分でやりたいと思っていました」と森下氏。

「飲食業と美容業、ともに離職率が高い業態ですよね。自分も飲食店で働きながら、その背景には、一般企業と比べて労働環境が整っていないことなど、色々な課題があると感じていました。みんなが10年、20年安心して働ける環境、会社を目指して起業したのですが、やっぱり自分が好きな分野じゃないと継続できない。そういった経緯で、僕自身が好きで、身近でもあった3つの事業をスタートさせました。といってもまだ、途中なんですが」と森下氏。

既存のバー業態に加えて、食事もしっかり楽しめる店をと出店したのが「呑み処 タナカたなか」だ。料理長を務める橋本進一氏はもともと「モリッシー」の常連客で、独立開業を目指していた際、森下氏に相談を持ちかけたところ、「だったら、一緒にやってみよう」という流れになったのだとか。

長年、料理に携わってきた橋本氏が作る料理の確かなおいしさや、古民家をリノベーションしたようなモダンな空間、さらに店名にちなみ“田中”姓のお客には1品サービスなど、遊び心のあるサービスも話題になり、瞬く間に14坪で平均月商500万を超える繁盛店に。特に若い世代から評判がよく、平日でも満席になることが多い。一方で、それによって店内が慌ただしくなったこともあり、早い段階から接客、料理ともにワンランク上の店を出すことを考えていたという。

「ここは偶然見つかった物件です。住宅街に近いこともあって、立地的には居酒屋が少なかったり、まだまだマーケットは弱いと思います。ただ、今後、下北沢が変化するにつれて人の流れが変わり、『下北沢 居酒屋』などのキーワードで検索をする人も増えるでしょう。そこに魅力を感じ、空中階でも十分にネットで集客ができると思いました」。

“ハナレ”の内装は1号店同様に和がベースではあるが、麻のランプシェードなどリゾートのような印象も与える。決して広くはないが、窓が大きくベランダがある点も気に入っており「いずれ、このベランダも活用できたら」と森下氏は話す。

店があるのは複数の飲食店が入ったビルの2F。駅チカながら住宅地にあり、落ち着いた雰囲気。

客席はカウンターを中心にテーブル席も用意。接客が心地よく、アットホームな雰囲気が漂う

店舗データ

店名 呑み処 タナカたなか ハナレ
住所 東京都世田谷区北沢2-29-16 マガザン下北沢 201

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アクセス 下北沢駅から徒歩2分
電話 03-5790-9026
営業時間 17:00~24:00(L.O.フード22:30、ドリンク23:00)
定休日 なし
坪数客数 9坪20席
客単価 5000~6000円
運営会社 合同会社TRUNK OUT
オープン日 2022年10月21日
関連リンク 呑み処 タナカたなか ハナレ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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