コロナ禍をバネに、大きく飛躍
しかし、2020年以降のコロナ禍では、ビジネス街の飲食店は大打撃を受けたはずだ。なぜ「和食日和 おさけと」は順調に店舗展開を続け、全店舗黒字を維持することができたのだろうか。
そう尋ねると「いや、あのときは『終わった』と思いましたよ」と山口氏は笑う。「2020年3月に大門浜松町の店舗をオープンしたばかりのタイミングで緊急事態宣言が出て、本当に大変でした。初めて新築の物件で、支払いもあるのにオープン翌月の売上ゼロ。必死でしたが、周囲がどんどん店を閉めたことでビジネスチャンスが増えたと思いました。絶対に人が戻ってくるという自信もありましたし、創業当時から、お客さまの満足度を上げるために10名以上の団体客はターゲットにしないと決めていたことも功を奏したのだと思います」。
2021年5月に移転リニューアルした「和食日和 おさけと日本橋」、2022年3月にオープンした「和食日和 おさけと赤坂」、そして今回の「和食日和 おさけと霞ヶ関」の3店舗は、コロナ以降に空いた居抜き物件で「コロナがなければ、オープンできなかった」と話す。
「和食日和 おさけと霞ヶ関」は87坪94席と最大規模。「都心の日本酒オアシス」をコンセプトに大小の個室を備え、場所柄需要が多い接待や会食にも対応する。
店舗データ
店名 | 和食日和(わしょくびより) おさけと霞ヶ関 |
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住所 | 東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング 3F |
アクセス | 東京メトロ銀座線虎ノ門駅11番出口から徒歩2分 |
電話 | 03-6205-7900 |
営業時間 | 11:30~14:00、17:00~22:00 |
定休日 | 土、日、祝日 |
坪数客数 | 87坪94席 |
客単価 | 昼1500円 夜10000円 |
運営会社 | 株式会社fermata |
オープン日 | 2022年11月16日 |
関連リンク | 和食日和 おさけと霞ヶ関(公式HP) |