神泉に「刺身と天麩羅や 肴とり はなれ」が開業。渋谷「居酒屋 肴とり」に続く新店舗、得意の海鮮に加えて串天ぷらも名物に加えて界隈での存在感を強化

まずは採算度外視のワンコインランチで認知拡大を図る。スタッフの独立支援や旅館開業も視野に

まずは５月からランチ営業のみでスタート。海鮮丼や定食を用意するが、特にネギトロやいくら、その日の鮮魚をのせた「肴とり丼」は採算度外視の500円で提供し、認知拡大に尽力している。「正直、儲けは少ないので大変ですが、地域の人に喜んでもらいたいとやっています。このランチをきっかけにまずは店の存在を知ってもらえれば」と名取氏。

何よりも「スタッフが主役の店づくり」をモットーにする名取氏。今後の実現したいのは、スタッフの独立支援だ。「飲食業界は他と比べてまだまだ働きやすい業界とは言えない。一緒に頑張ってくれているスタッフは、老後まで安心できる環境を作れれば。1人1つは店を作って、軌道に乗ったら譲るようなかたちでサポートできたら嬉しいです」。近隣でバーや食事業態などを検討しているという。

また、旅館にも興味があるという名取氏。「旅行が好きで、いろいろな旅館に泊まっているうちに小さくても飲食店のノウハウを生かした旅館を自分でもやってみたいなと。スタッフもいつも同じ場所で働くのではなく、たまには気分転換で地方に行く環境があればうれしいと思って」と話す。

代表の名取雄介氏（写真上段右）とスタッフの皆さん

（取材＝大関　まなみ）

店舗データ