名物は実父仕込みのどて煮。注文時に自然と会話が生まれるメニュー構成
楽時代は主に接客を担当していたため、調理場での経験はほとんどないというが、食べることが好きで、まかない作りを担当していたこともあるという後藤氏。現在、ひとりで仕込みを行っていることもあってメニュー数は多くはないが、故郷・愛知の名物であり、実父“陽一”直伝の「どて煮」(780円)や「陽一の煮豆」(400円)をはじめ、ハラペーニョのピリリとした辛みが後を引く「あじフライ ハラペーニョタルタル」(750円)、コンフィー仕立ての「砂肝とパクチー」(650円)など、酒が進みそうな一品料理を揃えた。黒板に書かれた「『アレ』あります…」の一文に惹かれ、尋ねたところ「…って聞かれるのを待ってるんです」と笑う。
「最近、やっと少し余裕ができたので、定番以外にもいくつかご用意できるようになりました。今日ご用意しているのは、栃尾揚げに辛みそ、納豆を塗ってオーブンで焼いたものと、鶏ごぼう。基本的には私が好きなもの、食べたいものが中心ですが、季節感のあるものを作れたら」。
アルコールのメニューも「エビス生」(600円)、「レモンサワー」(500円)、「コウバシ茶割り」(550円)と表記はシンプルだが、いも焼酎(600円)、ワイン(グラス700円~)、日本酒(グラス700円~)など各種揃え、「メニュー表はあえてシンプルにしておいて、お客様に『何かある?』と聞かれたときに生まれる会話を大切にしたいんです」と後藤氏は話す。
店舗データ
店名 | まいにち 千秋楽(せんしゅうらく) |
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住所 | 東京都世田谷区北沢2-12-2 サウスウェーブ下北沢2C |
アクセス | 京王井の頭線、小田急線「下北沢駅」から徒歩2分 |
電話 | なし |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 不定休(詳細はInstagramを確認) |
坪数客数 | 8坪17席 |
客単価 | 4000円 |
オープン日 | 2022年8月10日 |
関連リンク | まいにち 千秋楽(Instagram) |