料理をきちんと学びたいと、フレンチレストランへ就職
開業から2年目には「テッパン」と同じエリアである中野富士見町にラーメン店「麺屋金星」をオープン。やがて店を任せていたスタッフの独立をきっかけにローストチキンをメインとしたカジュアルイタリアン「アイムチキン」に業態を変更する。経営は順調だったが、「テッパン」が10周年を迎えた頃、三木氏はふと立ち止まった。
「それぞれの店はスタッフに任せられるようになりましたが、料理人ではない僕は、彼らと対等に話せないことに限界を感じていました。僕自身にインプットが必要だと思い、スタッフに店を任せて店の経営から手を引くことを決めました」。
その後、三木氏は念願叶ってとあるフレンチレストランへ就職する。このとき三木氏は38歳。20歳近く年下の先輩シェフから叱られながらも、改めて料理に対する考え方や、一つひとつの工程との向き合い方、ペアリングの基礎など、さまざまなことを学んだという。そうして、もう一度店を開くべく模索していたコロナ禍、知人から新規にオープンするインド料理店の立ち上げを手伝ってほしいと声をかけられたのをきっかけに、スパイス料理の魅力に開眼。さらに別の人気インド料理店でも勉強を重ね、ついに2022年1月、「キクヤ」の開業に漕ぎ着けた。三木氏にとっては、飲食事業における第2のスタートだ。
店舗データ
店名 | キクヤ |
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住所 | 東京都世田谷区太子堂5-1-12-1F |
アクセス | 田園都市線、世田谷線三軒茶屋駅から徒歩7分 世田谷線西太子堂駅から徒歩6分 |
電話 | 03-6453-4381 |
営業時間 | 火~金18:00~23:00、土日12:00~15:00、18:00~23:00 |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 約21坪36席 |
客単価 | 5000~6000円 |
オープン日 | 2022年1月11日 |
関連リンク | キクヤ(Instagram) |