鮮度抜群のマグロと、アツアツの串揚げ。どちらも外せない
料理は店名の通り、マグロとフライ(串揚げ)がメイン。マグロは懇意の業者から1本買いし、店内でさばく。マグロは至近の「鶏と魚と炭火焼き 燈」と共有することで効率をアップしている。「だからこそ、安くて美味しいものがご提供できます」と話すのは店長の柳澤抄悟氏。訪れる人のほとんどが注文するという「本マグロ5種盛り」(968円)をはじめ、「極上カマトロの炙り刺し」(1628円)、「マグロカマ焼き」(748円)、「漬けアボカドとまぐろのユッケ」(748円)など本マグロのさまざまな部位を使ったメニューを展開する。
フライはラードと牛脂を合わせた特性油で揚げるのが最大の特徴だ。「油自体が美味しいことと、キレがよく、たくさん食べてももたれることがありません」と柳澤氏。こちらは「にんにく明太」(154円)、「ブロッコリーとチーズ」(154円)、「風呂吹き大根と鶏ひき肉」(154円)など定番に加え、季節ごとの食材も使用。「本マグロしそ巻きレアフライ」(1貫528円)、「雲仙ハムカツ」(2切528円)といった“ごちそうフライ”も人気だ。
「揚げたてを召し上がっていただきたいので、フライは1本ずつ、卓上に置いた石のプレートに載せてお出ししています。次のフライを出すときに残っていたら『冷めない内に食べてくださいね』とお声がけするきっかけにもなります。このプレートを撮ってSNSで発信してくださるお客様が多くて、結果的に広告の的な効果もありますね(笑)」。
「マグロとフライのコース」(3080円)も用意するほか、1品料理も充実。どうしても出したかったという「牛のホロホロデミ煮込み半熟卵乗せ」(858円)、「とろっと牛すじ大根」(748円)は、キッチンの規模が小さいことから系列店の鍋を借り、2店舗で提供することになったのだとか。
アルコール類は生ビール、ハイボール、サワー、酎ハイが各418円とリーズナブル。このほか、ワイン(グラス715円)、焼酎(550円)、日本酒(グラス715円)、果実酒(550円)と種類も豊富だ。
「若い方に気軽に来ていただきたいという思いがあり、全体的に価格を抑えています。ところが、“おしゃれすぎて入りづらい”という声もあったりして…。実際には狙っていた20代前半の方よりも少し上の方が来てくださっている印象ですね」と井口氏。コロナ禍のオープンということもあり、大々的な広告は打ち出せなかったというが、リピーターは着実に増えているようだ。
店舗データ
店名 | マグロとフライ STAND 囲~ぐるり~ |
---|---|
住所 | 東京都世田谷区北沢2-12-13 下北沢細沢ビル1F |
アクセス | 小田急線、京王井の頭線下北沢駅から徒歩2分 |
電話 | 03-6805-2474 |
営業時間 | 平日15:00~23:30、土日祝14:00~23:30 |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 約12坪27席 |
客単価 | 3500~4000円 |
運営会社 | 株式会社いろり東京 |
オープン日 | 2022年6月17日 |
関連リンク | マグロとフライ STAND 囲~ぐるり~(Instagram) |