「大阪駅前ビルと雰囲気が重なる」と、有楽町の交通会館で念願の東京出店
大阪で名酒場として知られる「徳田酒店」が東京進出の場所に選んだのは、1964年の東京オリンピックの翌年に竣工した交通会館の地下一階。「初めてこのフロアを見たとき、大阪駅前ビルみたいだと思いました」。こう話すのは、マネージャーの太田貴雅氏。交通会館のレトロな佇まいは、「徳田酒店」の店舗がある大阪駅前ビルの雰囲気を彷彿とさせる。
運営は、徳田ホールディングスで飲食店事業を担う竹茂(大阪市都島区)。「徳田商店」は明治23年に酒屋として創業し、昭和初期には角打ちとして営業を開始。ビルの立ち退きにより1992年に一旦は幕を閉じた。2010年、再び酒場の展開を開始し、現在は大阪の京橋、梅田などで「徳田酒店」を12店舗展開している。そのほか、牛タン居酒屋やカフェバーなども大阪で運営する。
今回、「徳田酒店」念願の東京出店を果たした経緯について、太田氏はこう話す。「おかげ様で大阪では多くのお客様に支持していただき、いつか東京にも、という思いはずっとありました。一度、5~6年前にも東京で物件を探していたのですが、当時はオリンピック開催により賃料が上がっている時期でもあり、思うような物件に出合えずに断念。そのまま、大阪での展開を続けました」。そんな中、有楽町の同物件と出合う。「当初は大阪との行き来がしやすいようにと、丸の内のオフィスビルなど東京駅周辺で探していました。有楽町だと東京駅からは1駅離れますが、このビルの雰囲気が大阪の『徳田酒店』と重なったんです。大阪の店舗も、駅からは近いけど、地下だったり、奥まったところだったりと、ひっそりとした場所に出店しています。そういうところの方が、”酒が飲める雰囲気”になるというか」と太田氏。
店舗データ
店名 | 徳田酒店 有楽町店 |
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住所 | 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 地下1階 |
アクセス | 有楽町駅、銀座一丁目駅から徒歩1分、銀座駅から徒歩3分 |
電話 | 090-3483-6999 |
営業時間 | 11:00~23:00(ランチ11:00~14:00) |
定休日 | 年末年始、ビル休館日 |
坪数客数 | 32坪56席 |
客単価 | 2200~2300円 |
運営会社 | 株式会社竹茂 |
オープン日 | 2022年7月1日 |
関連リンク | 創業明治23年の看板を背負った徳田酒店が人気店になるまでのヒストリー!(記事) |
関連リンク | 徳田商店(HP) |