知れば知るほど奥深い、ラム酒の世界
どんどん増え続けているというラム酒は、約300種類。世界各国から集めたラム酒がバックバーにずらりと並ぶ様子は圧巻だ。「サトウキビを原料につくられる蒸留酒が『ラム』です。ラムは世界中で作られていて、日本の黒糖焼酎もラムの一種になるんですよ」と浅沼氏。
初めて訪れる人のほとんどは何を選んだらいいかわからないため、先に浅沼氏から「ラムにはウイスキーと同じ製法でつくられるイギリス系の『RUM』、ブランデーの同じ製法でつくられるフランス系『RHUM』、さっぱりとした味わいのキューバ系、スペインの島でつくられる『RON』、よく知られている甘いスペインの大陸系の大きく4つに分かれます」とアナウンスがある。1本1本のボトルにはさまざまな歴史背景やストーリーがあるといい、歴史が好きな人ならば浅沼氏の話を肴に飲むのも楽しいだろう。
価格帯は1杯650円~2000円代までと幅広く、このほか「ラム酒のレモンサワー」(700円)や、モヒートが生まれた歴史を辿りながら味わう「オリジナルモヒート」(1000円)、牛乳を使用する「ホットバタードラム カウ」(850円)など、ラム酒をベースにしたオリジナルカクテルも楽しめる。「自分には『なんでもお好みのものを作れますよ』というスタイルはできない。だったら、ひとつのこと(ラム)をきちんと突き詰めようと思ったんです。だからバーテンダー歴20年経っても未だにモルトやほかのお酒のことはわからないんですよ(笑)」。
フードは「かりんとう」(350円)や青果ミコト屋(神奈川県横浜市)が運営する「KIKI NATURAL ICECERAM」のアイスクリーム(250円)などを用意する。
店舗データ
店名 | OOTONG RUM HALL(ウートン ラムホール) |
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住所 | 東京都渋谷区幡ヶ谷2-47-11 Taquchi-bldg1F |
アクセス | 幡ヶ谷駅から徒歩5分 |
電話 | 03-6762-5128 |
営業時間 | 18:00~26:00 |
定休日 | 日曜・祝日(祝前日の日曜は営業) |
坪数客数 | 約8坪12席 |
客単価 | 4000円 |
オープン日 | 2021年12月25日 |
関連リンク | OOTONG RUM HALL(FB) |
関連リンク | OOTONG RUM HALL(Instagram) |