新井薬師前に進化系焼きそば専門店「YAKISOBA & GROCERIES 一服」がオープン。日本酒バルの先駆け「青二才」による、食物販事業の工場を併設した実験的店舗

具材それぞれを独立して調理してトッピングする、ニュースタイルな焼きそばを開発

イートインの名物に据えたのは焼きそばだ。既存店「青二才 阿佐ヶ谷」にて、同社の創業メンバーでナンバー２を務める神谷栄伸氏が作る焼きそば、通称「神焼きそば」が好評だったことから、それをブラッシュアップ。「進化系焼きそば」として、これまでの焼きそばの概念を覆すオリジナリティある焼きそばを完成させた。「この焼きそばの最大の特徴は、麺と具材を一緒に焼くのではなく、それぞれ独立して調理していること。麺の上に肉、野菜などをトッピングするスタイルにしています。例えば、割烹の煮物はそれぞれ具材ごとに炊いて適切なやわらかさで合わせます。それと同じ考えです」と小椋氏。レギュラーで用意するのが「ソース神焼きそば」（920円）と、日替わりの焼きそば（920円）の2品を用意。麺は、中野の大成食品による国産ブランド小麦を使用した特注麺に、京都のオジカソースの特製ソースを絡めて焼く。

ランチタイムは２品の焼きそばを提供。夜はバータイムとして、日本酒カクテルを中心としたドリンクと、それに合うつまみを用意する。日本酒カクテルは「若駒ビール」「テンオントニック」「ジャパニーズラムネサワー」（各770円）など。「例えば『ジャパニーズラムネサワー』は、ラムネのような風味が特徴の日本酒『木戸泉［afs］』に『柴又ラムネ』を合わせることで美味しさを作っています。どの日本酒でもよいわけではなく、日本酒の個々の銘柄に合わせてアレンジを加えたカクテルであることがこだわりです」と小椋氏。つまみには「トマトの浅漬け」（380円）や「卵黄のカラスミ」（1個300円）のさっと出せるものや、「常陸手打ち餃子」（6個650円）、「燻製ソーセージ」（6本700円）、「牛すじの酒煮」（680円）、「フライドポテト」（480円）などオーダー後の複雑な調理工程のないものを中心に10品ほど。

「進化系焼きそば」を謳う「ソース神焼きそば」。ソースで炒めた麺の上に厚切りの角煮、スクランブルエッグ、青菜、紅ショウガをトッピング。「Mr. Spicer」のブレンドスパイスを添え、味変も楽しめる。スパイスは店内で購入可能

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