さまざまな業態を経験後、わが子誕生をきっかけに生まれ育った千葉で独立
住みやすさと東京へのアクセスの良さから、ひとり暮らしやファミリー層も多い千葉県市川市の行徳。駅周辺には個人経営の居酒屋が点在し、近隣の南行徳や妙典から足を運ぶ人も多いという。その行徳駅から徒歩3分の場所、昼はスパイスカリー専門店「クオッカ」、夜はバル「Quokka」(クオッカ)と二毛作で楽しませる店がオープンした。
オーナーの金内友弥氏は、建築関係の専門学校に通いながらも、学生時代の居酒屋アルバイト経験をきっかけに飲食の道へ。アルバイト先ではホールもキッチンも兼任していたが、料理を学びたいと入社したのが「クラフトビアマーケット」だった。
「その頃『クラフトビアマーケット』は4店舗展開していたのですが、どの店舗も内装の雰囲気や、出している料理が全然違う。そこに興味を持ったんです」と金内氏。
改めて居酒屋の魅力や、料理の楽しさに触れたことで、「もっと料理を学びたい」という思いが強くなり、2年半で退社。その後は「BISTRO BARNYARD ginza」(2020年閉店)や市ヶ谷の人気ビストロ「燕食堂」を経て、「ギョバー 茅場町店」でシェフを務めた。「『クラフトビアマーケット』代表の田中さんも『ギョバー』出身で、他にもギョバーが輩出した飲食店経営者には成功している人も多い。そのノウハウを学びたかった」。同店では大きな影響を受けたと話す金内氏。「メニューが料理人にほぼ任されていたり、お客さんとのコミュニケーションの取り方など、飲食店を経営する上で大切なことを多く学びました。中でも勉強になったのは、飲食店経営における数字管理です」と話す。
いずれは独立をと考えてはいたが、目安としていた28歳のタイミングで子供を授かったことが大きな転機となった。
開業する場所として選んだ行徳は、20代前半の頃に住んでいたことがあり、街の雰囲気を知っていた。「隣駅の妙典や南行徳から飲みに来る人も多く、飲み文化のある街で商機があると考えました」。それに加え、自身が生活するにあたり、子育てしやすい環境であることも大きいという。
店舗データ
店名 | Quokka(クオッカ) |
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住所 | 千葉県市川市行徳駅1-17-7コスモビル102 |
アクセス | 行徳駅から徒歩3分 |
電話 | なし |
営業時間 | 11:30~14:00(LO)、17:00~23:00(LO) |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 11坪16席 |
客単価 | 4500~5500円 |
オープン日 | 2021年12月25日 |
関連リンク | Quokka (Instagram) |