さらに多彩な日本酒ラインナップ。日本酒に合わせた季節ごとのつまみも好評
メニューの要はビールと日本酒。ビールは銘柄を絞り込み、アサヒスーパードライとチェコのピルスナーウルケル、国内のクラフトビールを2種類置く。「内田日和」同様に、スーパードライは「シャープ注ぎ」「一度注ぎ」「二度注ぎ」(各650円)が選べる。一番人気なのはビール6、泡4のオーソドックスな「シャープ注ぎ」。炭酸が適度に抜けて甘みが出る「一度注ぎ」や、甘みが強く苦みを抑えた「二度注ぎ」との飲み比べを楽しむお客も多いという。
日本酒は佐藤氏の印象で大まかに「フルーティ」「スッキリ」「旨口」「熟成」と4つジャンル分けをしており、個性がしっかり感じられるものを各10種、合計40種類前後揃える。グラスは半合(90ml)、燗酒は180mlでの提供で、価格500~700円程度がボリュームゾーン。店内には詳しいメニューはなく、黒板でジャンルを知らせるのみ。これには狙いがあるという。佐藤氏は「同じ銘柄の日本酒でも、純米酒と純米吟醸では風味や味がかなり異なります。銘柄などの情報にとらわれすぎず、自分の好きなジャンルを知ってもらいたい。当店で得たことを他のお店で日本酒を楽しむ際に活用してもらえたらと思っています」と話す。
フード類は数種類固定するが、おおむね季節ごとに変え、旬素材を使うメニューを提供する。看板商品は「内田日和」と同じくポテトサラダ。固定と週替わりの2種類を用意しており、これまで100種は考案したという佐藤氏のアイデアが光る。固定の「ポテサラ日和」(600円)はクリームチーズと塩、コショウで味付け。マッシュポテトの他にフライドポテトやベーコンを加えたことで、同じ芋でも異なる調理法で食感が出るのが面白いと評判だ。週替わりでは「カリカリ梅とゆかりと大葉」「カクテキと韓国海苔」(各600円)など意外な組み合わせのポテトサラダが食べられる。
その他、「トマト土佐酢漬け」(500円)、「鰹と千寿葱のぬた」(800円)など、日本酒に合うメニューを用意。その他、「苺の白和え」(600円)などフルーツを使ったものや、燗酒と相性の良いスパイスを使ったものなど、多彩な味わいを提案する。
店舗データ
店名 | 八文字(はちもじ) |
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住所 | 東京都足立区千住旭町43-9 |
アクセス | 北千住駅東口から徒歩3分 |
電話 | 03-4400-5158 |
営業時間 | 平日 16:00〜23:00 (LO 22:00)、土日祝 15:00〜23:00(LO 22:00) |
定休日 | 火曜 |
坪数客数 | 約10坪、カウンター8席、テーブル4席 |
客単価 | 約3000円 |
運営会社 | 日和株式会社 |
オープン日 | 2021年9月18日 |
関連リンク | 八文字(Instagram) |