同僚と独立、専門特化を狙った「内田日和」の人気を受け2号店開業へ
JRや東京メトロほか、東武スカイスリーラインなど5路線が乗り入れする北千住駅。駅の西口は飲食店が多く立ち並ぶが、東口は戸建てやマンション中心の落ち着いた街並みが続く。その東口から歩くこと3分、商店街内にオープンしたのが「八文字」だ。
「八文字」で店主を務める佐藤史一氏は高校卒業後に飲食の道へ。スペイン料理店やパティスリー、ハンバーガー店など幅広い業態で調理・サービス両方の経験を積んだのち、英国風PUBチェーンの「HUB」で同僚だった内田明周氏と独立について意気投合。専門特化した店舗を一緒に立ち上げようと、まずはお互いの得意分野を身に着けるべくそれぞれ修業に励んだ。内田氏はビールの注ぎの名手・佐藤裕介氏に師事し、ビールの炭酸ガスを適度に抜きながら注ぎ香りや味わいを引き立たせる技法を会得。一方で佐藤氏は大塚の「ぐいのみ大」で約3年勤務し、日本酒への知見を深めたという。
その後2018年5月、横浜・野毛でビールと日本酒をウリとするバー「内田日和」を開業。内田氏の名前を店名に冠し、スーパードライの注ぎ分けが楽しめる店としても認知度を高めてきた。その3年後の2021年9月、2店舗目として今度は佐藤氏が主体となる「八文字」を開業。佐藤氏の得意分野を全面に出した同店ではビールの注ぎ分けはもちろん、日本酒もさまざまな楽しみ方ができるようになっている。
今回、北千住に出店したのは、佐藤氏にとってなじみ深い場所だったから。かつて西口近くにあったビール&ハンバーガーの店「蜂の巣」で約4年勤務した経験もあり、佐藤氏は「北千住は交通の利便性が高く、埼玉や千葉への中継点のような立ち位置でもあります。ただ、このエリアは飲食店は多いものの、都心にあるような専門特化店は少ない。落ち着いた雰囲気の東口で、こだわりを持つコンセプトの店ができたら面白いのではと選びました」と語る。
店舗データ
店名 | 八文字(はちもじ) |
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住所 | 東京都足立区千住旭町43-9 |
アクセス | 北千住駅東口から徒歩3分 |
電話 | 03-4400-5158 |
営業時間 | 平日 16:00〜23:00 (LO 22:00)、土日祝 15:00〜23:00(LO 22:00) |
定休日 | 火曜 |
坪数客数 | 約10坪、カウンター8席、テーブル4席 |
客単価 | 約3000円 |
運営会社 | 日和株式会社 |
オープン日 | 2021年9月18日 |
関連リンク | 八文字(Instagram) |