正統派フレンチをベースに、見た目も楽しめるエンタメ要素を盛り込む
「BistroEL」を牽引するのは20代~30代の2人だ。ひとりはシェフとして腕を振るう28歳の髙波和基氏。白金高輪のフレンチ「ラ クープドール」でレストランパティシエとしてキャリアをスタートし、その後メインまでを担当。神楽坂「レ・ピコロ」などでも経験を積み、マーベリックスに入社している。パティシエとしての出自も活かした独創性のあるメニューを開発し、他店との差別化を図っていく。もうひとりはマネージャーの山田舜氏。入社歴4年半のうち3年は「Porto Bello」店長として経験を積んでおり、その後「BistroEL」立ち上げメンバーとして呼ばれた形だ。J.S.A認定ソムリエでもある山田氏は、髙波氏の料理を引き立てるドリンクを3か月かけてじっくり厳選。とくに国内外から取り寄せたワインは50種類を超える。
料理はアラカルトほかコースで提供。正統派フレンチをベースにエンタメ要素を盛り込んだ一品が並ぶ。例えば「フォアグラのシナモンサブレ」「いちじくバタークリームのマカロン」(各380円)など、髙波氏が「以前から取り組んでみたいと思っていた」という焼き菓子をワインに合うスタイルにアレンジしたアミューズ。見た目のユニークさと確かな味でお客の心をつかんでおり、4種すべてを盛り合わせでオーダーされるケースがほとんどだという。スペシャリテのひとつである「茶碗蒸し北海道産殻付きウニのフラン」(1P/980円)は、ウニの殻を器に、生ウニを贅沢に使う茶碗蒸し風のフラン。トップには昆布の泡をのせており、フレンチ×和食の楽しみ方を提案する。
メインはガラスドームに燻製の香りを閉じ込めた「イベリコ豚のロースト~瞬間燻製 マデラ酒のソース~」や、希少部位を使った「漢方和牛 カイノミの網焼き ~季節野菜のロースト 赤ワインソース~」(3280円)などがラインアップ。その他、「ホタテとマッシュルームのオイルパスタ 香草パン粉がけ」(1680円)などのパスタ&リゾットや「カカオとグリオットのミルフィーユ」(780円)などのデセールも並ぶ。
店舗データ
店名 | BistroEL(ビストロエル) |
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住所 | 東京都中央区新川1-6-12 AIビル茅場町1F |
アクセス | 茅場町駅から徒歩約5分 |
電話 | 03-6262-8979 |
営業時間 | 11:30〜15:00(LO14:30) /17:30〜23:00(LO22:00) |
定休日 | 土曜、日曜 |
坪数客数 | 約17坪 30席 |
客単価 | 6000円 |
運営会社 | マーベリックス株式会社 |
オープン日 | 2021年12月1日 |
関連リンク | BistroEL(Instagram) |
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