事業計画よりも早い段階での店舗展開。コロナ禍もチャンスと捉え、3店舗目の出店へ
独立準備に入った岡崎氏は、地元である横浜寄りの街で物件を探していた。街の中心と住宅街の合間の立地で、1階の路面店。広さは10坪から15坪程度、席数は20席前後という物件を理想としていたが、なかなか条件に合うものが出ず、難航。そんな折、条件に近い物件が出てきたのが、下北沢だった。「私自身、明治大学出身で下北沢は馴染みのある街でした。内覧のために街を歩いていた時、偶然、学生時代の先輩から『よっ』と声をかけられた瞬間、『あ、この街ならいけるな』と感じたんです」と、独立第一店舗の地を下北沢に決め、2016年7月、「蕎麦と鶏 はんさむ 下北沢本店」を開業。グローバルダイニングでの修業時代に培った技術を活かした、蕎麦と焼鳥が看板の居酒屋だ。当初は深夜帯も含めた夜の時間の売上を伸ばす予定だったが、試しに始めたランチが予想外のヒット。開業から2年後という、岡崎氏の事業計画よりも早い段階で、2018年1月、二店舗目「蕎麦と鶏 はんさむ 用賀店」を開業。こちらは、一店舗目より席数が多く、ツーフロアであったためオペレーション面で苦戦を強いられたが、度重なる試行錯誤で改善。ようやく売上が上向き、次店舗を出せるほどの人材が育ち始めた頃、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた。岡崎氏は「この時点で、スタッフには『次の店を出す』という前提で色々仕事を教えていました。コロナ禍による営業自粛など、ハードルは多かったのですが、やはりスタッフに対する責任を果たすべきだと思ったんです」と、出店を決意。時期的に条件の良い物件も多く、銀行の融資も受けやすい状況だったため「逆にチャンスだと捉えることにしました」と、語る。そして2021年4月30日、神泉で「蕎麦前酒場 はんさむ 裏渋谷店」を開業した。
店舗データ
店名 | 蕎麦前酒場 はんさむ 裏渋谷店 |
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住所 | 東京都渋谷区円山町23-10 カサテル・ムラノ1F |
アクセス | 京王井の頭線神泉駅から徒歩3分 |
電話 | 03-6783-0072 |
営業時間 | 【月~金】ランチ11:30~15:00、ディナー17:00~23:00【土日祝】11:30~23:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 14坪 23席 |
客単価 | ランチ1000円、ディナー4800円 |
運営会社 | 株式会社Scrach Kong |
オープン日 | 2021年4月30日 |
関連リンク | 蕎麦前酒場 はんさむ(HP) |
関連リンク | 蕎麦前酒場 はんさむ 裏渋谷店(Instagram) |