楽しい時間はシェアし、食事や会計はパーソナライズ
コロナ禍によって、様々なことが激変してしまった外食業界。そうした中、「今までの飲食店の常識を全て捨てて、新しい時代にフィットしたこれまでにない飲食店をつくろう」という思いから「焼鳥IPPON」は誕生したという。「急場しのぎの業態や小手先のIT化ではなく、未来に通用する業態開発を行うために、飲食店の『顧客体験』についてプロジェクトメンバーと徹底的に議論しました」と、「焼鳥IPPON」総監督の北島康次氏は話す。「お客様は何に満足して何に不満を持つのか?」。そうした顧客体験を洗い出す中で、「外食体験で一番不快なこと」として多数を占めたのが「お会計の不快」だった。せっかく楽しく食事をしても、最後の会計で長く待たされてしまい、楽しかった気分が台無しになる。「ワリカン負け」という言葉あるように、会計にはワリカンの面倒さもつきまとう。そうした問題を解決するのが「完全キャッシュレス決済」と「個人会計」だ。「個人会計」ができるようにした上で、全員分の会計をまとめることも、特定の誰かの分だけ払うこともできる機能も搭載し、「おごってあげる」こともできるようにしている。
さらに、「焼鳥店を訪れるお客様の不満」、例えば、「一緒に利用した上司に合わせてタレで焼鳥を注文したけど、本当は塩で食べたかった…」、「気を遣って焼鳥を串から全部外してお皿に並べたけど、串にかぶりつく方が絶対おいしい…」といった不満を、「個人注文」によって解消する。「個人注文」であれば、塩派とタレ派、どちらであっても我慢や妥協をすることなく好みの味で注文することができ、焼きたてを串からそのまま食べることができる。また、「一串が大き過ぎてすぐにお腹いっぱいになる。もっと色々食べたいのに…」という不満も少なくないことから、同店では一串のポーションを敢えて小さくしている。
焼鳥を始めとした串メニューは、「もも」「砂肝」「ねぎま」「とりとろ」「はつ」「なんこつ」「せせり」「レバー」(各165円)、「つくね」2種(各280円)、「巻き串」4種(各280円)で、昔ながらの塩田方式でじっくり乾燥させた天日塩「海幸」と、たまり醤油をベースとした独自ブレンドの「タレ」で提供。「よだれ鶏」(550円)、「焼きたて厚焼き玉子」(550円)、「鶏出汁茶わん蒸し」(400円)、「鶏マーボー豆腐」(550円)などの一品料理も、一人で食べ切れるように一皿は少量にして、「楽しい時間はシェアし、食事や会計はパーソナライズできる」という「飲食店の新しいカタチ」を具現化している。
店舗データ
店名 | 焼鳥IPPON(ヤキトリイッポン) |
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住所 | 東京都品川区大崎1-6-5 大崎ニューシティ5号館 2F |
アクセス | 大崎駅から徒歩2分 |
電話 | 03-5436-2380 |
営業時間 | ランチ 11:30~14:30 ディナー 16:00~23:00 ※新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、政府及び各自治体の要請により、営業日や営業時間の変更、酒類の提供を自粛している場合もあります |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 49.69坪80席 |
客単価 | ランチ1000円 ディナー 3500円 |
運営会社 | 株式会社ダイヤモンドダイニング |
オープン日 | 2021年9月1日 |
関連リンク | 焼鳥IPPON(HP) |
関連リンク | 焼鳥IPPON(Instagram) |