コロナ禍ではしご酒文化の希薄化を危惧、1軒で完結できる店を目指す
「年を取ってくると多くのお客様を回転させるのは体力的に厳しい。売上は順調でも、その分、仕込みに時間がかかり、スタッフの長時間労働も課題になっていました。『目黒ひとひら』を出店した時もそうでしたが、今後は少数のお客様の満足度を高めて、高単価を取る店へとシフトしていきたいと考えています」と赤川氏。「加えて、コロナ禍を受けて、二、三軒をはしご酒する文化も弱まってくると予想しています。そこで目指したのが、一軒で完結できる店。1万円もあれば、一軒で飲んで食べて満足できる内容にしようと考えました。ただ、私は決して割烹のような高級店にしたいわけではなく、私がやりたいのはあくまで居酒屋。居酒屋の定義は広いですが、学芸大学の『ひとひら』のようなリーズナブルな店ではなく、居酒屋の中で最もアッパーな店をイメージしました」とも話す。
立地は「アッパーな居酒屋」のコンセプトに合わせ、富裕層の多いエリアを狙った。代官山に加えて広尾や麻布十番、中目黒、恵比寿、駅の接続で白金の住民が狙える目黒駅周辺などを検討した結果、元アパレルショップだった同物件を契約。「この場所は雰囲気が気に入りました。代官山と言えど、普段着で歩いている人が多く、流れる空気がゆるい。恵比寿、渋谷、中目黒のちょうど真ん中の空白地帯、競合店も少ない穴場ではないかと目を付けました」と赤川氏。
店舗データ
店名 | 代官山ひなた |
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住所 | 東京都渋谷区代官山町18-8堀井代官山ビル1F |
アクセス | 代官山駅から徒歩2分 |
電話 | 03-6450-3606 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 17坪16席 |
客単価 | 8000~12000円 |
オープン日 | 2021年8月23日 |
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