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「クラフトビアマーケット」を展開するステディワークスが、中目黒に「立飲みビールボーイ」を開業。吉祥寺に次ぐ同ブランドの2店舗目、今回は立ち飲みスタイルにチャレンジ

中目黒駅から徒歩3分、目黒銀座商店街の中に立地。店先でマスコットキャラクターのビールボーイ2号がお出迎え
14坪の店内はオールスタンディング(ランチ時は着席)。コの字カウンターと、壁に向いたカウンターを設置
右から、「シャリ金魚」、「シャリキンレモン」、「Mikkeller 19 Haze」(Half)、同店限定醸造の「奥多摩醸造所VERTERE×立飲みビールボーイStand by me」(Pint)

左上から時計回りに「ハムカツエッグ」、「牛もつ煮」、「胡瓜パクチー」(600円)、「玉葱ピクルス」。なじみあるアイテムにひとひねりを加えた品がそろう
前列左から代表の田中徹氏、店長の田村潤氏、料理長の奥村辰徳氏と、スタッフの皆さん

(取材=大関 愛美)


10月11日、中目黒の目黒銀座商店街に「立飲みビールボーイ」が開業した。常時30タップのクラフトビールを1杯480円というお値打ち価格で提供する「クラフトビアマーケット」を展開し、世にクラフトビールを広めた立役者であるステディワークス(東京都千代田区、代表取締役:田中徹氏)の別業態。すでに2017年11月、吉祥寺に「居酒屋ビールボーイ」をオープンさせ、今回はそれに次ぐ2店舗目。「クラフトビールをもっともっと気軽に!」、「会話が弾み、縁が生まれる街のたまり場」というコンセプトや、クラフトビールやシャリキンといったキラーコンテンツはそのままに、今回は“立ち飲み”という新しいスタイルで挑む。

14坪の空間を有効利用し、“立ち飲み”にチャレンジ!

「もともとこの時期に『ビールボーイ』の2店舗目を出店する計画を立てていたので、中目黒に加えて三軒茶屋、目黒などのエリアで物件を探していました。そうして巡り合ったのが、この14坪の物件。希望よりも狭い物件でしたが、間口の広さや、商店街の中で人々の生活圏であることが決め手になりました」と話すのは、代表の田中氏。「この場所で『クラフトビアマーケット』をやるという案も浮かびましたが、30タップ分ものビール樽を保管するスペースを考えると狭すぎる。吉祥寺の『居酒屋ビールボーイ』のように席を置いても良かったのですが、席数以上の集客が見込めると思ったので、立ち飲みにして約40人を収容できる空間にしました」とも話す。

ドリンクはクラフトビール&シャリキンの2本柱

メニューは吉祥寺の「居酒屋ビールボーイ」と同様に、クラフトビール、シャリキン、そしてお酒に合う大衆酒場的つまみの数々だ。

クラフトビールは「レア&エクストリーム」をテーマにセレクトしたビールが常時樽替わりで10品。価格は、「クラフトビアマーケット」と同じく、Half(250ml)480円、Pint(473ml)780円)均一が基本だが、一部、Half 680~880円のビールも3~5品ほどラインアップに加えた。「創業時から比べてお客さまにクラフトビールが浸透し、『価格は高くてももっとこだわったビールも飲みたい』という声が多くあったため、他の既存店を含めて一部480円以外のビールも用意するようになりました」と田中氏。

「居酒屋ビールボーイ」の開業時に、ラフ・インターナショナル(東京都府中市)と共同開発したシャリキンマシンを使った、自慢のシャリキンも用意。レモンやトマトなどを漬けた金宮焼酎を、シャリキンマシンにかけてシャーベット状に。それを炭酸水で割って提供。溶けにくく、最後までシャリシャリとした食感が楽しめるのが特長だ。「シャリキンレモン」「シャリ金魚」(各480円)、「シャリキントマト」(500円)など9品のバリエーションを用意する。

料理は、日替わりメニュー含め約40品。ワインで煮込んでショウガを利かせた「牛もつ煮」(600円)、紫玉ねぎを使って色鮮やかに仕上げた「玉葱ピクルス」(400円)、ハムカツに目玉焼きを乗せた「ハムカツエッグ」(600円)など、なじみあるアイテムにひとひねりを加えたつまみがそろう。「立ち飲みという業態なので、仕込みに時間をかけて、営業時は素早く提供できる品を中心にそろえました」と田中氏。

独立以前は「Gyo-BAR(ギョバー)」など、立ち飲み業態で修業をしていたという田中氏。当時のノウハウは今回の店づくりに生きたという。「立ち飲みだからサクッと1杯、というお客さまだけではなく、料理にもこだわりがあるのでしっかりと食事もしてもらいたいですし、お客さま同士の交流が生まれるような店にしたいですね。回転率よりも、居心地のよさを重視しました」と話す。

2019年秋には自家醸造を開始、ブリューパブを都内に開業

今後は年明けに「クラフトビアマーケット」を品川エリアで展開したい考えだ。さらに2019年秋には自家醸造によるブリューパブ計画も進行中。年66klの製造量の規模のブルワリー併設のレストランを都内に開業予定だという。「クラフトビール好きを増やす」という理念のもと、クラフトビールと音楽を組み合わせたイベントの開催にも取り組み、ますますクラフトビールを盛り上げていく田中氏だ。

店舗データ

店名 立飲みビールボーイ
住所 東京都目黒区上目黒2丁目13-6神田屋ビル1F

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アクセス 中目黒駅から徒歩3分
電話 03-6451-0112
営業時間 【月~金】11:30~14:00(L.O.13:30)、16:00~23:30(フード22:30L.O.ドリンク23:00L.O.)【土日祝】11:30~23:30フード22:30L.O.ドリンク23:00L.O.)
定休日 無休 ※年末年始を除く
坪数客数 14坪40人
客単価 2500円
運営会社 株式会社ステディワークス
オープン日 2018年10月11日
関連リンク 居酒屋ビールボーイ(記事)
関連リンク クラフトビアマーケット(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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