ここ最近、他エリアの繁盛店が集まり、飲食のチャレンジの場、新業態のメッカとなりつつある西新宿7丁目界隈。このエリアに、また一つ新たな店舗が誕生した。オイスター&ワインバルをコンセプトに牡蠣とワインを楽しむ「ペスカデリア新宿店」が8月26日にオープンした。経営は、表参道、渋谷、銀座、赤坂などを中心にイタリアン、チャコールグリル、「まんぷく」をはじめとする焼肉業態等を展開しているテイクファイブ(東京都港区、代表取締役:遠山和輝氏)のファインダイニング部門。同社では、既にオイスターとワインをメインにした「ペスカデリア赤坂店」を2006年に、2008年には「ペスカデリア銀座店」をオープンしている。今回の新店舗は、既存2店よりも幅広い年齢層のターゲットを想定し、よりカジュアルにオイスター&ワインを楽しんでもらうことを目指す。 同新店舗は、既存店よりもよりカジュアルさを強調し、新宿というエリアにマッチした店舗造りに注力した。特に、中央にはオープンキッチンをレイアウトし、コの字型カウンターで囲み、店名である「PESCADERIA(ペスカデリア)」(=スペイン語で「魚屋」の意)を、視覚・臭覚・聴覚からも体感できるライヴ感あふれるものに仕上げた。「パリのビストロをイメージしたこだわりのモザイクタイル、またバルの気軽さを出すために店舗の半分はハイスツールにしました。当社にとって、新宿エリアは初ですから、このエリアのお客さまに受け入れられるよう、気軽さ、来店しやすさにこだわりました」と、同社ファインダイニング部門で今回の新店舗の統括を担うCEOの永島透氏は話す。 料理は、ビストロ定番メニューを中心に、フランスやスペイン地方の美味しさを再現。看板料理のオイスターは、国内外から旬の産地の牡蠣を厳選し提供する。1ピース480円~で気軽にオーダーできる。「厳選オイスター食べ比べ!」(1780円)や「魚介の盛り合わせプラッター」(1980円)、「ムール貝のワイン蒸しポテトフリッツ」(1180円)など、既存店と同様に、“PESCADERIA(魚屋)“ならではの様々な魚介料理が満喫できる。さらに新宿店では、「真イカのプランチャ(鉄板焼き)」(880円)などの鉄板料理や、「ハラミのステーキフリッツ」(1780円)などの肉系料理も加わり、メニューラインナップをさらに充実させた。また、今後はランチ営業も視野に入れていく予定だという。ランチ激戦区でもある同エリアにおいて、内容・価格でも来店客の満足を目指し、フランス・スペインの米料理を魚介類と組み合わせたものを候補メニューに、他店とは異なる価値のあるランチメニューを用意していきたいと意気込みを見せる。 アルコールは、フランスワインを中心に、こだわりの造り手が手掛けたものや自然派のものなど常時70種類ほどを揃える。価格は2480円~で、ボリュームゾーンは3000円台。グラスワイン(450円~)も赤・白それぞれ5種、泡2種と12種類ほど用意し、料理に合わせいろいろと試せるのが嬉しい。 「当社のファインダイニング部門は、港区、中央区、渋谷区を中心に展開してきましたが、今後は業態別で、エリアを拡大し、池袋などのターミナル駅周辺にも出店していきたいと思っています」と今後の展開について語る永島氏。新宿区の中でも再び活性化してきた西新宿というエリアで、新たなチャレンジに出る同社の今後から目が離せない。
店舗データ
店名 | ペスカデリア 新宿店 |
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住所 | 東京都新宿区西新宿7-16-12 新宿YSビルB1F |
アクセス | JR・私鉄各線・地下鉄 新宿駅西口より徒歩7分 |
電話 | 03-3371-6555 |
営業時間 | 17:00~24:00(L.O.23:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 28坪46席 |
客単価 | 4000円前後 |
運営会社 | 株式会社テイクファイブ |
関連リンク | テイクファイブ |