練馬で人気の本格日本酒業態「日本酒バル 酒晴」を運営するボウチラ(東京都中野区、代表取締役 高橋智行氏)が、日本を代表する歓楽街、歌舞伎町一番通りに2号店「酒晴(さかばる)歌舞伎町店」を8月12日オープンした。プレミアム銘柄も含め約50種類の日本酒を揃えた歌舞伎町初となる本格日本酒専門店だ。テーブルで客自らが揚げる天串と、イタリアンや中華のテイストをコンプレックスさせたオリジナルの創作蕎麦に日本酒を合わせる、スタイルも斬新な日本酒バルとなる。
エンターテインメントやアミューズメント施設、老舗からFC系まで数多くの飲食店、さらにソシアル系ビジネスまでがひしめく“歓楽のるつぼ”歌舞伎町。最盛期に比べ、かつてほどのパワーはないと言われるが、今日の一杯から遊びの場を求め、近隣のビジネスマンから観光客まで不特定多数の人々が集い、“不夜城の街”として揺るぎない賑わいを今も見せている。
練馬を中心に、中野、中央線沿線で地域密着型の店を展開してきた高橋氏。7店舗目となる同店の立地に選んだのは、世界に名だたる歓楽街、歌舞伎町。今までの地域性とはかなり異なる出店について「日本を代表する街への挑戦と、日本の中心だからこそ日本酒専門店を出したかったのです」と同氏。そして、「新宿界隈のビジネスマンがデイリーにふらっと通い憩えるボウチラらしい店にします」と続ける。高橋氏自身も歌舞伎町での飲食店経験があり、街の問題点やニーズのチャンスロスも熟知している。だからこそ、同氏が今まで培ってきたフレンドリーで地域に密着したサービスとスタイル、ボウチラスタイルにこだわった店作りにしたという。歌舞伎町にはない新しい店の誕生だ。
料理は、旬の素材を串に刺した天串と、創作蕎麦を押しメニューに、網焼きから日本酒に合わせた一品料理までを揃えている。天串はテーブルに設えたIHクッキングヒータに天ぷら鍋を設置し、客自らが揚げ、熱々が楽しめるスタイルだ。野菜、魚介、肉、変わり種と30種類以上(120円~)が揃う。こだわりの創作蕎麦は、「フカヒレ蕎麦」(1480円)の温かいタイプと「つけ蕎麦豆乳カルボナーラ」(780円)の冷たいタイプとを合わせ10種類以上。ベーシックな「かけ蕎麦」、「もり蕎麦」(各380円)は、10種類以上のトッピング(50円~)を選び、自分流に仕上げるこが出来る。網焼きは「ししゃも5尾」(480円)からの魚介類と「岩中豚」(1280円)からの肉類を揃える。一品料理は蕎屋の定番の「板わさ」(480円)から「トリッパの味噌煮込み」(680円)、「海老チリ」(1280円)など多彩なテイストが楽しめる。天ぷら屋として、蕎麦屋、バルとして、その時々で気分にあった使い方が出来る新しい形態の日本酒専門店だ。
ワイングラスで提供する日本酒(100ml 430円~)はクオリティにこだわった蔵を軸に、入手困難なプレミアム銘柄まで、50種類以上を置く。メニューは「薫、熟、爽、醇」の4タイプに別けられ、初心者にもわかりやすく明記されている。ほかには、芋、麦、泡盛など約20種類以上の本格焼酎を置き、和酒バルとしての存在性をしっかり構築している。また、ワインも多く揃え、幅広い集客に応えるように、割ものやカクテルもある。
一階は、行列が出来る有名な立ち喰い業態の「俺のイタリアン 歌舞伎町店」。その真上、大きな杉玉を目印にしたネオ日本酒業態の同店ははやくも歌舞伎町一番街の注目。来年、春には待望のコマ劇場跡地に高層ホテルとエンターテインメントのコンプレックス施設が完成を迎える新生歌舞伎町の機動力店となるだろう。
店舗データ
店名 | 酒晴(さかばる) 歌舞伎町店 |
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住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1-17-5 和田久ビル2階 |
アクセス | JR新宿駅より徒歩3分、西武新宿駅より徒歩2分 |
電話 | 03-5273-8270 |
営業時間 | 月~金、日祝 17:00~25:00 土祝前 17:00~05:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 26坪 47席 |
客単価 | 3500円 |
運営会社 | 株式会社ボウチラ |
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