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中央線沿線、練馬でイタリアンバールを展開するボウ・チラが、昨年11月27日練馬にオープンした斬新な日本酒バル「酒晴」が大ヒット! “夏の燗酒”にこだわる

1階はカウンター席がメイン。壁の赤いメニュー板もおしゃれで、ワインバーのような雰囲気が新鮮1階はカウンター席がメイン。壁の赤いメニュー板もおしゃれで、ワインバーのような雰囲気が新鮮
2階はテーブル席。アンティークな農機具などが飾られ、また違ったイメージで日本酒を楽しめる
左:カサゴの姿揚げべっこう餡で (1500円〜) 、右:牛すじ味噌仕立て (800円) 、洋陶の皿もおしゃれだ
左から、オーナーの高橋智行氏、店長の西澤邦昭氏

(取材=西山 登美子)


都心へのアクセスが優れた練馬に、イタリアンテイストと和のテイストがコラボする、おしゃれで斬新な日本酒バル「酒晴(さかばる)」が2012年11月27日のオープンから半年を過ぎた。「バール タッチョモ」 (高円寺) 、「バール ドンツッキ」 (阿佐ヶ谷) 、「ヴィーノ エラーボ」 (練馬) など、本格イタリアンをカジュアルに楽しめる人気のイタリアンバールを3店舗運営する、高橋智行氏率いるボウ・チラ、注目の新業態だ。地域に密着し、和気あいあいとしたコミュニケーションの場となる店造りにこだわる同社のマインドをしっかりと受け継いだ日本酒バルは、すでに多くのファンに支持されている。 西武池袋線、地下鉄新都心線に大江戸線と、私鉄、地下鉄の3社が乗り入れる練馬は、都心へと通う、感度の優れた人が多く住むエリアである。高橋氏は、練馬で評判のイタリアンワインバール「ヴィーノ エ ラーボ」を2010年にオープンさせている。そんな土地勘や地域性を熟知しての日本酒バル出店と思いきや「ヴィーノ エ ラーボ」をオープンするとき、すでに構想していたという。日本酒が好きな高橋氏、イタリアのバールをイメージした、ワインバルのように楽しめる、斬新な日本酒バルの展開を考えていたのだ。 ワインバルのようにと「酒晴」では、ワイングラスで日本酒が味わえる。日本酒は約40種類以上に加え、季節のものなどその折々に、本日の日本酒、スパークリングなど15種類以上を揃える。夏であれば夏酒のロックやシャーベット、カクテルと、新しい日本酒スタイルの提案もある。しかし、一方で高橋氏と店長の西澤邦昭氏、二人は口を揃え“夏の燗酒”へこだわりを見せる。燗酒は人の舌を温め、料理を味わうには最適であり、同じ銘柄を温度の違いで変化を楽しめるのは日本酒だけだからという。同店では、お燗番として、一年を通して燗酒を楽しめるよう、カウンターに置いた酒燗器で絶妙な燗酒をつけてくれる。日本酒の奥深さを実感する店である。 ポーションは100mlで400円から、130mlで500円と選ぶことができる。燗酒は一合から。料理は和をベースに洋、特にイタリアンへ崩したスタイルの創作系料理。味噌をはじめとして日本の発酵調味料などテイストが洋スタイルの料理とコラボし、日本酒との相性もまた、ひと味違ったものとなっている。季節の素材でのフレッシュ感を意識したメニューは、タパススタイルの前菜から、しっかりとボリュームのあるものまで揃い、いろいろに使いこなしができる。小皿料理は500円均一とリーズナブル、鮮魚は刺身かカルパッチョかを選択するなど、楽しみ方は様々で広い。 カウンターに置かれた酒燗器がなければ、まるでワインバルといった趣の1階と変わって、福島県の農家の蔵から運ばれたアンティークな農機具がディスプレイされた2階は和の雰囲気が漂う。テーブル席でグループ利用出来る個室もある。独創的で遊び感あるセンスの高い空間はボウ・チラグループの店の特徴でもある。 一店舗、一店舗、個人店のような店作りにこだわるという高橋氏、すでに、次の出店を考えているという。土地に馴染み、日常使いの出来る店づくりを得意とする彼の新店が待ち遠しい。

店舗データ

店名 酒晴(さかばる)
住所 東京都練馬区豊玉北5-17-2

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アクセス 西武線、地下鉄線練馬駅より徒歩2分
電話 03-6914-6613
営業時間 17:00〜27:00
定休日 不定休
坪数客数 33坪 43席
客単価 3500円
運営会社 株式会社BOU-CILA
関連リンク ボウ・チラ
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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