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悪立地・10坪以下の小規模店舗で展開する、繁盛イタリアン「五感」の6号店「五感 鉄板&ワイン」が中野駅南口のレンガ坂に6月18日オープン

中野駅南口レンガ坂の中腹に位置する。ウッディーな温かみのあるオシャレな店内
鉄板の上で腕を振るう、海江田料理長。鉄板前のカウンター席は“シェフズテーブル”のようだ
グツグツと五感を刺激する「ロイヤルポークのカレー煮込み」
和牛しんたまステーキ。しんたまは、やわらかくきめの細かい赤身で脂肪分も少ない
左から、スタッフの浦田氏、店長の横目氏、代表の石井氏、料理長の海江田氏

(取材=下前 ユミ)


池袋を拠点に悪立地・10坪以下の小規模店舗で、繁盛イタリアン「五感」を展開するSENCE(東京都豊島区、代表取締役:石井康之氏・関口真一氏)の6号店となる「鉄板&ワイン 五感」がJR中野駅南口のレンガ坂に6月18日オープンした。同社は、グローバルダイニングで研鑽を積んだ経歴を持つ、石井康之氏と関口真一氏が共同経営する。池袋北の1号店「小皿イタリアン&生パスタ 五感」(2010年6月)、池袋西の2号店「ピッツァ&ワイン 五感」(2011年6月)、赤羽の3号店「小皿イタリアン&ワイン 5感」(2012年5月)、鴬谷の4号店「五感キッチン」(2013年3月)、大宮の5号店「ピッツァ&生パスタ 五感」(2013年6月)と1年に1店舗ペースで展開を進めてきた同社。今回は、新業態の“鉄板イタリアン”で賑わいを見せる“商店街”へ出店するという、五感としての新しいビジネスモデルだ。

レンガ坂の中腹に構えた路面店舗。キッチンの窓が開け放たれ、美味しそうな匂いに客が誘われる。「ジュウジュウと食材を焼く音」(聴覚)、「肉などが焼ける香ばしい香り」(嗅覚)、「目の前でシェフが調理してくれるライブ感」(視覚)、「アツアツのできたての料理を味わう」(味覚)、「口にしたときの舌触り」(触覚)など、見事なまでに五感を刺激するシズル感たっぷりの鉄板料理。一般的に鉄板料理といえば、高級業態であるが、五感らしくハイクオリティながら気軽に日常使いができるカジュアルな「鉄板イタリアン」に落とし込んだ。

鉄板メニューには、無国籍感も漂っている。14種類ほどラインアップされる「鉄板TAPAS」(480~680円)のおすすめは、既存店のカレーレシピからヒントを得た「ロイヤルポークのカレー煮込み」(580円)。スパイシーに仕上がったアラビアータソースがクセになる一品だ。「鉄板MAIN」には、鉄板焼きの王道「GOKANプレミアムステーキ」(100g 880円~)や3種の自家製ソースで楽しむ「和牛しんたまステーキ」(1300円)、限定5食「五感プレミアムバーガー」(980円)など、9種類を揃える。〆の「FINISHI」には、「鉄板ナポリタン」(780円)や「牛ハラミのガーリックライス」(880円)など。そのほか、五感自慢のもっちもっちの「生パスタ」(680~1280円)を用意。

ドリンクは、ワインが中心。グラスは、「ハウスワイン」(赤、白 各500円)。ボトルは、2000~3500円で常時12種ほど。自家製のサングリアベースに、赤か白のワインを選ぶ「GOKAN SANGRIA」(600円)は、女性好みのフルーティーな仕上がり。「ワインクーラー」など、ワインベースのカクテルをはじめとした、カクテル各種(ALL 500円)。そのほか、ビール、サワー系、ソフトドリンクなども充実している。

石井氏は、1号店のときから中野への出店を考えていたという。その頃に比べ、南口のレンガ坂には、小さくても個性の強い飲食店が増え始めた。今では、アーチ型のゲートやイルミネーションが新設され、おしゃれな雰囲気にもなった。「北口から南口にお客様を引っ張れるように、スタッフとともに店を作り上げたい」と石井氏。また、店長の横目氏は「コミュニケーションを心がけ、女性がひとりでも来られて、居心地良く楽しんでもらえる店にしたい」と話す。中野駅周辺再開発によるJR中野駅舎移動に伴い“人の流れが変わり、人が集まる”という将来性が見込まれる南口レンガ坂。「東京の北側で近い将来、10店舗展開のビジョンを描いている」と石井氏と関口氏は想いを語る。新業態での新たな挑戦をする“五感”の今後の展開からも目が離せない。

店舗データ

店名 五感 鉄板&ワイン
住所 東京都中野区中野3-34-22

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アクセス JR・私鉄各線 中野駅から徒歩2分
電話 03-6454-1272
営業時間 月~金 18:00~翌04:00
日   18:00~23:00
定休日 第三日曜日
坪数客数 7.5坪 20席
客単価 2300円
運営会社 株式会社 SENCE
関連ページ 小皿イタリアン&ワイン 5感(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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