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“個店クオリティのファミレス酒場”「三鷹の魚しげ」が6月14日オープン。看板の刺身やメニュー構成で、子どもからシニア層までをキャッチ!

酒樽を改装したメインダイニング。こも樽の照明も目を引く
その日仕入れた魚介10種を盛る看板商品「刺身」
熱した器に卵焼きを置き、出汁を注ぎ入れることでグツグツ感を演出する「噴火出汁巻き玉子」
タイガーシャーク代表取締役の重藤氏(最後列右から2番目)とスタッフ

(取材=虻川 実花)


JR三鷹駅よりバスで5分の住宅立地に、6月14日オープンした「三鷹の魚しげ」。経営は、国分寺で「魚しげ」、「生ハム 国分寺店」、「国分寺肉盛り酒場LEO」、「HAMMOCK TERRACE」の5店舗を展開するタイガーシャーク(東京都国分寺市本町、代表取締役:重藤大介氏)だ。「周辺に飲食店のない場所で、正直においしいものを提供すれば近隣の人を集客できると考えました」と重藤氏。住宅地でありながら、企業も多く有するエリアのため、潜在的なニーズは十分あると確信したという。

店内は120坪の規模に110席を用意。店頭には「魚バカ」と表記した提灯を下げ、魚料理の居酒屋であることをアピールする。入口のアプローチ部分の壁には酒瓶を陳列、眼前にはメインとなる酒樽を改装した4~6名席が広がり、活気のある店内が一望できる。店内奥には海に面した漁師の家を彷彿とさせる座敷席、酒蔵をイメージした個室などを配置。天井から下がるこも樽のライトや杉玉など、日本酒を想起させる雰囲気づくりにすることで“日本酒が進む内装”に仕上げた。

料理は、重藤氏が毎朝市場へ足を運び、自らの目で選んだ魚介を中心に扱う。そのため、グランドメニュー以外に刺身や唐揚げ、煮付けなどの調理法で提供する「本日の市場メニュー」も揃える。同店の看板はオーダー率100%を誇る「刺身」(人数×1000円)。「もともと国分寺の魚しげで提供していたメニューで、リピート率9割を獲得していたキラーコンテンツでした。なので、三鷹店でもこれで勝負しようと思いました」と重藤氏。その日仕入れた魚介10種ほどを、高さのある今城焼の器に盛りつける見た目とボリュームで、客の心をがっちりと掴んでいる。また、常時5~6種を揃える食べ放題のお通しや、シャリからこぼれるほどのネタをのせる「魚しげのっけ寿司」(1780円)、熱した器に卵焼きをのせ蓋をし、上部の注ぎ口から出汁を注ぎ入れる客前演出を行なう「噴火出汁巻き玉子」(580円)、沖縄から直送する「海ぶどう」(680円)などを名物に掲げる。さらに「子どもが行きたい店にしたい」(重藤氏)と、子どもが握る「親孝行握り寿司セット」(980円)など“孫から祖父母へ”をテーマとした仕掛けを施した「お子様メニュー」を揃える。

日本酒は「十四代」や「醸し人九平次」、「飛露喜」などの不定期で入れ替えるプレミアム酒を含む常時50種を用意。その他の日本酒は、半合480円~、一合680円~と手頃な価格のものをラインアップする。提供時にはその日本酒を説明する用紙を共に提供することでサービスの代わりとし、オペレーション効率化を図る。

週末には乳幼児からシニア層まで幅広い客層を獲得し、ファミレス酒場として利用されることも多い同店。それでいながら料理、サービスのクオリティは個店レベルであることから高い顧客満足度を得ている。「近隣住民へ向け、お子様メニューやシニア宴会の提案を行なってきましたが、今後は企業への仕掛けも積極的に行なっていく考えです。また同店を、都心物件を外した郊外型居酒屋展開のモデル店舗と捉え、魚しげの展開も視野に入れていきたいですね」と重藤氏は話した。

店舗データ

店名 三鷹の魚しげ
住所 東京都武蔵野市西久保3-2-1 アルベルゴ武蔵野 B1F

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アクセス JR三鷹駅より徒歩12分、またはバス5分
電話 0422-38-8379
営業時間 11:30~14:30(L.O.14:00)
17:00~24:00(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
土日祝 11:30~24:00(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
定休日 無休
坪数客数 120坪 110席
客単価 ランチ800円、ディナー3500円
運営会社 株式会社タイガーシャーク
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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