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「根室食堂」が3年ぶりとなる八重洲店を8月30日にオープン! 生鮮専門の物流業者とのタッグにより、よりリアルな根室の魅力を表現

一杯980円の「北海道根室市沖で水揚げ! 茹で花咲かに」
柔らかくくせのない「蝦夷鹿のロースト」(780円)
北海道の旬を詰め込んだ「石狩町のぐち農園の温野菜」(680円)
根室観光大使の平山氏(右)、産地との強力なつながりのある根室食堂に惚れ込んだ白石氏(左)

(取材=虻川 実花)


8月30日、「根室食堂」が八重洲にオープンした。同店は、2005年に中目黒で創業した元祖ご当地酒場。八重洲店は実に3年ぶりの新規出店となる。「根室食堂」は、TOKUCHI代表の平山徳治氏が、北海道根室市のバックアップを受けて仕入れる新鮮な魚介が売りの居酒屋だ。今回の新店鋪では、ブランディングを平山氏が執り行ない、運営は生鮮専門の物流業者のアークス物流サポート(東京都大田区、代表:白石康博氏)が担当することで、よりホンモノの食材を提供できるルートを確立させた。 「根室食堂」のこれまでを簡単に説明したい。始まりは2005年12月の中目黒店から。根室に特化した新鮮で質の高い魚介が味わえる“産直居酒屋”として、9坪15席で月商550万円を売上げる繁盛店へと成長。2店鋪目を学芸大近くに出店した。2008年には、この2店鋪を閉店して道玄坂の一棟ビルで勝負に出る。道玄坂店も大繁盛店となったことから、宮益坂上、新橋、新宿と順調に店鋪を拡大してきた。 これまでは一棟ビルの大箱で出店してきたが、八重洲店は1フロア、約14坪。このことについて平山氏は次のように話す。「これまでの出店の反省を活かしたのが、八重洲店です。大箱での経営から、1日2回転で利益の出る小規模店舗にシフトチェンジしました。また、今ご当地酒場が増えていますよね。今回の出店時には今一度『ご当地とはなにか?』を考えました。必要なことは、しっかりと根室を表現できているのか、ということです。そこで今回は物流業者さんとの協力体制を築き、より明確な根室のおいしさを伝えることを考えたのです」。この考えから産まれたのが八重洲店。新たな「根室食堂」の始まりである。 根室は、道内で漁獲高3位の花咲港があり、特に花咲かに、さんまの漁獲高は日本一を誇る。朝水揚げされた魚介が、航空便にてDAYゼロで店鋪に届くルートを活かした新鮮なメニューが売りだ。また、さんま漁船など「根室食堂」のために漁に出る漁船との連携で、安定した魚介の仕入れを実現している。主なメニューは「北海道根室市沖で水揚げ! 茹で花咲かに」(一杯980円)、「根室直送! 焼きさんま」(480円)、「根室直送! ほっけ開き」(980円)、「刺身盛り合わせ」(1500円)など、素材そのものの味が楽しめるものを揃える。また、道東地区の農家が集まったのまど社から届く旬の野菜は、温野菜で提供する。 八重洲店では、根室で個人経営するレストランなどのメニューをそのまま提供する新たな試みに着手。「例えば、根室で移動販売する人気のコロッケ屋さんがあるのですが、それを当店でも提供します。メーカーではなく、根室でがんばる個人とつながることを考えているのです。今後の店鋪展開を考えたときに、店内スクラッチが少なくてすむということもメリットですね」(平山氏)。こうした根室旅行に行った気分にさせてくれるメニューを増やすため、今後も提携飲食店を増やしていく考えだ。 12月にはすでに蒲田での出店が決まっているという「根室食堂」。2年で6店鋪の出店を考えている。「根室活性化のために店鋪を増やしていきたいと考えています。これまでのコンセプトは曲げず、根室の生産者やレストランと当店、それをつなげる生鮮専門の物流業者さんと組むことで、よりリアルな根室を店鋪で表現していきたいですね」と平山氏は語る。

店舗データ

店名 根室食堂 八重洲店
住所 東京都中央区八重洲1-4-7 石井ビル

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アクセス JR地下鉄東京駅より徒歩8分
電話 03-3274-0034
営業時間 15:00〜翌1:00(L.O.24:30)
定休日 無休
坪数客数 13.8坪 34席
客単価 3500円
運営会社 アークス物流サポート株式会社
関連リンク アークス物流サポート
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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