MERCER OFFICE(東京都渋谷区、代表取締役:羅直也氏)は、2007年恵比寿に「MERCER CAFE(マーサーカフェ)」をオープンさせて以来、恵比寿、表参道、白金台に展開。カジュアルリッチな空間とライフスタイルをコンセプトに、東京の飲食シーンでは少なかったカフェとフォーマル過ぎないレストランの中間業態を確立し、最新のフードライフスタイルを提案している。昨年、12月には日本初業態“NYスタイルのブランチを日常に楽しめるカジュアルレストラン”をコンセプトとし、「MERCER BRUNCH(マーサーブランチ)」を六本木に出店した。オープンしてわずか4ヶ月だが休日ともなれば午前中から満席となる日も多い。8店舗目となる鎌倉店(鎌倉市小町)について、副社長兼クリエイティブディレクターの森野成貴氏は「鎌倉駅周辺から小町通りエリアは小型の飲食店が多く、お昼時は混雑している店が多い。観光地にふさわしい、ゆったりとした時間を過ごせる飲食店が今まで不足していた」と話す。
一軒家の建物の中に2店舗を展開することについて。「鎌倉の客層は大きく2つに分かれる。一見観光客とリピーター観光客だ。それぞれの利用動機に合わせて2店舗とした。店舗入口すぐにある『MERCER CAFE(マーサーカフェ)』は、テイクアウトに近いスタンド形式のカフェ。一見観光客をターゲットとする。初めて鎌倉に来た客層でいろいろ回りたいため早く動きたいというニーズに応える。お茶休憩として観光の間に軽く一息つくのに最適」「店舗奥にはレストランタイプの『BRUNCH KITCHEN(ブランチキッチン)』。リピーター観光客と地元客をターゲットとする。街を楽しみたい人に対し、ゆったりとしたテーブルで食事を優雅に楽しんでもらう空間とした」。インテリアは森野氏のプランによるもの。自らNY、西海岸のロス、サンタモニカなどを視察。「NYのレストランでは、NYにいながらロスのエッセンスを取り入れたインテリアが旬。カジュアルでラグジュアリーな最新のNYスタイル+ビストロ料理=“NYビストロ”を提案する」。
メニューについて、「MERCER CAFE」は既存店で大人気のシフォンケーキとコーヒーなどのドリンクを提供。テイクアウト用のBOXに入れて販売する「キャラメルシフォンとドリンクのセット」(650円)は、街歩きをしながら楽しむことができる。「BRUNCH KITCHEN」は、NYの定番ブランチメニューであるサーモングリルやサーロインステーキなど10種類近いメインディッシュの中から選択することが出来る。さらに、スクランブルエッグや目玉焼きをトッッピングし、オリジナルのブリオッシュでつくるフレンチトースト2枚が付いて1600円から。NYマーケット同様のボリュームで提供する。ディナーは高級食材を使用したレストランメニューをビストロ価格で。「冷製オマールエビとホタテのサラダ グレープフルーツとビネグレッド」(1500円)、「自家製ソーセージとトリュフマッシュポテト」(950円)、「フォアグラフレンチトースト」(1800円)など。ドリンクメニューは、「シャンパン ヴーヴクリコイエローレーベル」(1200円)。ワイングラス赤・白(700円~)。料理も酒も舌のこえた大人が満足出来るものを提供する。
店づくりのテーマについて。「海外にあるようなゆるさや色気のある店を日本につくりたい。開放感がありゆったりとした空間。例えば、昼間からお酒を気兼ねなく飲めるような雰囲気の店をつくりたい。都内では難しいが、鎌倉は平日の早くから観光客、リピーター観光客など様々な来街目的や利用動機があり、朝からがっつり食べたい、早い時間からお酒を飲みたい、ゆっくりとディナーを楽しみたい、それぞれの客層にとって使いやすく、リッチな雰囲気で開放感ある空間を提案するには鎌倉はぴったり」。鎌倉時間にベストマッチする同店は、鎌倉の街の新しいあり方を提案するパワーを持っている。
店舗データ
店名 | BRUNCH KITCHEN(ブランチキッチン) |
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住所 | 神奈川県鎌倉市小町2丁目6-28 |
アクセス | 鎌倉駅より徒歩3分 |
電話 | 0467-24-5518 |
営業時間 | BRUNCH 9:00~17:00 DINNER 17:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 年中無休 |
坪数客数 | 70坪(2店舗)・60席 |
客単価 | ブランチ2000~2500円、ディナー4000~6000円 |
運営会社 | Mercer Office 株式会社 |
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