ヘッドライン

新潟・村上の米と酒を味わえる粋な店「おにぎり家ざいごもん」が2012年10月11日神保町にオープン!

米俵が置かれ、鮭が吊るされている店頭。“ざいごもん”とは北陸の言葉で田舎者という意味
店内には店主・板垣氏が好きだという70年代の東映作品ポスターが貼られている
「塩引き鮭」(700円)やおにぎり(すじこと塩引き鮭:各250円)、地酒など村上市の名産が愉しめる。赤かぶ・うり漬け・たくあんが入った「漬物3種」(600円)は自家製
「美味しいお米を食べて日本酒を飲みながらゆっくり語れる店にしたい」と語る板垣氏

(取材=松宮 史佳)


カレーや喫茶などの老舗店が数多く立ち並び、古本の街とともに「グルメの街」としても最近注目されている神保町に「おにぎり家ざいごもん」(運営:板垣工務店、代表取締役板垣寿海氏)がオープンした。同店は新潟県の北部に位置する村上市で「農家体験民宿ざいごもん」を経営する板垣工務店が運営。今回は記念すべき東京進出第一号店となる。 店長の板垣和伸氏は前職が俳優という経歴の持ち主だ。同氏は新潟・村上市の出身。朝日連峰に囲まれ、春は山菜採り、夏は渓流釣りなど、「四季を堪能できる自然豊かな土地に育った」。「もともと料理が好きで仲間に料理を振る舞っていた」という板垣氏。「ずっと故郷・村上の素材と酒を味わえる店をやりたい」と思っていたとのこと。実兄の寿海氏が故郷の村上市に戻り、「農家体験民宿」を創業したこともあって、郷土料理と酒を愉しめる店「おにぎり家ざいごもん」を2012年10月にオープンする運びとなった。 「おにぎり家ざいごもん」では農家から直接仕入れた「岩船米」を使用し、おにぎりを作っている。「岩船米」は山間を削った肥沃な水田の“棚田”で育てられることから、「棚田米」とも言われているそうだ。良質な清流に恵まれ、寒暖差の激しい気候の中で育った「岩船米」は数あるコシヒカリの中でも絶品で「日本一」との誉れ高い。おにぎりの具では「塩引き鮭やすじこがおすすめ」と板垣氏。「塩引き鮭」は鮭を一匹ずつていねいに塩漬けした後水洗いして塩を抜き、2週間ほど寒風にさらし、低温で熟成するという「村上市の名産品」。そのほか、村上産のふきのとうや紫蘇を自家製味噌と合わせた「ふきみそ」や「しそみそ」がおにぎりの具として人気だとか。また、おにぎりと一緒に板垣氏の母・千代子さん手作りの「赤かぶ・うり漬け・たくあん」(漬物盛り合わせ:600円)や心がホッとする「ポテトサラダ」や「大学いも」、「チキンのサルサソースがけ」など、ジャンルにとらわれない各国の創作料理が味わえるのもうれしい。 日本人の原点“美味しい米”を彩るのが村上市の地酒。板垣氏によると、「地元以外ではなかなか手に入らず、都内で飲めるのは多分うちだけ」という大吟醸「大洋盛」や日本百選にも選ばれた滝の名水でつくられた吟醸「鈴ヶ瀧」、「〆張り鶴 しぼりたて生原酒」等、日本酒好きにはたまらない銘柄が揃う。県ではなく、“市”というさらに狭まった名産を愉しめる「おにぎり屋ざいごもん」は非常にユニーク。今後は多くの日本酒通が集う店になるに違いない。

店舗データ

店名 おにぎり家ざいごもん
住所 東京都千代田区神田神保町1-22 藤井ビル1F

 >> GoogleMap見る

アクセス 各線神保町駅から徒歩3分
電話 050-5807-3588
営業時間 昼11:00~14:30、夜17:00~22:00
定休日 日・祝
坪数客数 12席
客単価 昼850円、夜2500円
運営会社 有限会社板垣工務店
関連リンク 店長ブログ
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集