2009年、恵比寿駅前ビル7階に、日本唯一となるジャックダニエルとのコラボレーションダーツバー「28st(トゥエンティエイト)」が誕生。オープン以来、飲食激戦区である恵比寿にて、ジャックダニエルファンをはじめとする幅広い客に愛され続けている。同店の系列店「BAR GENCO(バージェンコ)」もまた、ジャックダニエルがオフィシャルでブランディングしたショットバーだ。「1号店はカジュアルなダーツバー、今回のバーも比較的カジュアルな使い方ができるバーとしてオープンしました」と、代表取締役の杉原堅介氏は言う。同店は、ドリンクからフード、内外装などをジャックダニエルがコーディネイト。11月1日より、ジャックダニエルソースを使用したフードメニューを強化、リニューアルを行なう。 店内はバーカウンター、ハイテーブルと軽く1杯利用にも適した空間を用意。店内奥にはローソファでゆっくりと楽しめる大人の個室空間を用意し、人数の多いパーティにも対応。奥の壁面には、ジャックダニエルの歴史を感じることができる年表を一面に描き、目で、喉でジャックダニエルを体感できる。「1号店のダーツバーのお客様は25~35歳の方が多いのですが、そういった方々もいずれオーセンティックなバーでゆっくりとお酒を楽しむ。けれど、オーセンティックバーは入りづらい、という印象がありますよね。そうしたバーと変わらないクオリティと空間を用意しながら、よりカジュアルに楽しんでもらいたい。ジェンコはそうした位置付けをしています」と杉原氏。 今回のリニューアルの中で特筆すべきは、ジャックダニエルソースを使用したフードメニュー。米国で人気の高いジャックダニエルソースのレシピを提供してもらい、日本人の口に合うようにアレンジを加えた「バージェンコ」オリジナルのソースを使用。市販のソースを使用する店は都内にもあるが、レシピからの提供でメニュー化するのは同店のみ。他では絶対に味わえない唯一無二のソースが完成した。味は、控えめにした甘さに辛み、酸味が一体となり、肉の旨味を引き出すコクのある味わいに仕上げたという。「ジャックダニエルソースのスペアリブ」(1200円)、「JD’sハンバーガー」(1200円)、「JD’s チキンウィング」(900円)などをメニュー化し、同店のキラーコンテンツにする予定。その他、冷菜からパスタなど食事メニューも取り揃え、パーティ客の獲得も想定している。 「ジャックダニエル」はロック700円、ソーダ、ジンジャー、コーラなどの割ものを加え750円で提供。熱伝導率の低いオフィシャルステンレスマグでの提供で、常に冷たい状態を可能にしている。フレッシュフルーツを使ったカクテルも人気メニューの一つ。日本全国より旬の果物を仕入れ、オーダーを受けてからカット、提供する。通年のメニューにはジャックダニエルと生イチゴをブレンダーにかけた「JD’sフローズンストロベリー」(1200円)を用意する。ドリンク1杯にこだわり突き詰めたかたちが、ジャックダニエルと共に看板ドリンクを生んでいる。 杉原氏の出身地は北海道・札幌市。「札幌にある地下鉄に『西28丁目駅』という駅があります。僕が友人達と集まるときはいつもその駅でした。いわば青春を過ごした場所です。それを東京・恵比寿に持ってきたのが『28st』。東京でも、僕が札幌で過ごしてきたようなコミュニティの場を作りたかったんです」と杉原氏。そこへジャックダニエルブランドを融合させた、本物志向の空間を提案している。今後は、食事を中心とした飲食店をつくりたいとの考えを話した。
店舗データ
店名 | BAR GENCO(バージェンコ) |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿西1-4-1 VANDAビル3階 |
電話 | 03-6416-5480 |
営業時間 | 19:00~翌5:00 |
定休日 | 日曜(月曜が祝日の場合は月曜) |
坪数客数 | 16.5坪・29席(貸し切り40名) |
客単価 | 3500円 |
運営会社 | 株式会社コーサノストラ |
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