焼鳥、ラーメン、串揚げ…庶民の味が集結！ 東日本大震災から1年の機に、日本の復興を願う「ニッポンの元気村・元住吉屋台村」が元住吉駅東口駅前に、3月8日オープン！

東急東横線・元住吉駅東口のモトスミ オズ通りの裏手に、屋内型屋台「ニッポンの元気村・元住吉屋台村」（ピースフィールド、代表：和田利絵氏）が、3月8日オープンした。 35坪の敷地は、ピースフィールド経営による「焼き鳥 激アツ」「立ち飲み☆わんわん」「新鮮屋台 諸活」のほか、「ラーメン酒場 青松」（代表：田中善幸氏）、「上海名物本格小龍包 阿三生煎館（アーサンシェンジェンカン）」（H2システムズ、代表：宮園美博氏）、「串揚げ どらいち」（代表：清野浄氏）、の6店舗で構成。各店にはほぼ均等に約6坪・8席前後を割り当て、敷地の左右に3店舗ずつを向かい合わせで区画した。どの店のカウンターに座っても全店を見渡すことができ、回遊も可能。焼き鳥カウンターに席を確保しても、串揚げカウンターに注文に出向けばその品が席まで運ばれるなど、どの店にいても全店の味を出前できるシステムだ。35坪のテラスゾーンにはテーブル約30席を設け、グループ客にも配慮。着席したカウンターでの注文は伝票会計、その席から他店に出前注文した場合はキャッシュオン会計となる。 屋台村の代表である和田氏は、屋台が集結した「屋台村」の発祥地と言われる広島県出身。地元で和食店、焼き鳥店、焼肉店などを経て屋台村を経営した後、2009年に上京。元住吉の同敷地で鉄板焼き店を開業した。「関西では、鉄板焼き＝お好み焼きで、日常使いの店。しかし関東での認識は、鉄板焼き＝ステーキで、格式高い店。イメージに違いがあることに気づいた。さらに、関東ではそば屋で酒を飲む習慣はあるものの、粉モノで酒を飲む文化が根付いていなかった」と語る。それらのギャップと、東日本大震災から1年という機を考慮し、日本の復興を支援する屋台村を構想。戦後から復興した日本をイメージし、昭和レトロな色合いを濃くした賑やかな空間では、鉄板焼き店時代にはあまり見かけなかった女性2人客も呼び込むなど、新たな客層の開拓にも成功しつつある。 「ガス代以外の光熱費は折半。個人店ではお客の入りが悪いと気が滅入ってしまうけれど、屋台村ではいつでも店同士が助け合っていけるのが心強い」と和田氏は屋台村に出店するメリットを語る。麻布十番の元祖久留米ラーメン「福ヤ」を経て出店した「青松」の田中氏は「まさに独立を考えていたタイミングに、この物件と出会うことができた。ゆくゆくはテイクアウトできるスイーツ店などにも挑戦したい」、上海で人気の焼小龍包店「阿三生煎館」の日本1号店を高円寺に開店させ、元住吉の新店にノウハウをレクチャーする杉浦寿英氏は「時間をかけて広めてきた焼小龍包を、さらに認知してもらうチャンス。屋台村と言えども設備やレシピは変えず、これまでどおりの本場の味を提供したい」、清野氏の共同経営者として蒲田駅高架下のバーボンロードで同業店舗を運営する「どらいち」石栗コウジ氏は「屋台は出店費用が抑えられ、複数店舗の経営を経験するには好都合。元住吉駅は乗降客が多く、商店街も充実しており、立地は申し分ない」と、それぞれ出店のいきさつや意気込みを語る。 各店のメニューは「焼き鳥」150円～（激アツ）、「瓶ビール」550円（わんわん）、「しお鉄鍋ラーメン」750円（青松）、「小龍包3個」500円（阿三生煎館）、「刺身盛り合わせ」900円（諸活）、「串揚げおまかせ3本」450円（どらいち）など。平均客単価は2500円を想定。 駅前のメイン商店街であるオズ通りには、他店舗展開する大手居酒屋も点在。「チェーン店でも焼き鳥、刺身、串カツなどをまんべんなく提供できるが、この屋台は専門店の集合体。雰囲気はチェーン店のように気さくでも、味はどれも本格的で、差をつけられる自信がある」と和田氏は語る。「今後は屋台村内での婚活イベントにも挑戦したい」と、街コンならぬ屋台コンも構想し、元住吉の活性化を狙っている。

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