2006年7月の「文化放送」移転、汐留ビルディング「ハマサイトグルメ」(2008年1月15日)オープン、羽田空港国際定期便就航(2009年末予定)などで盛り上がりをみせる浜松町の大門交差点近くに、1月22日“ワンクラス上の少しおしゃれな”複合飲食ビル「Moon Street DAIMON(ムーンストリート大門)」がオープンする。テナントは7業態7店舗。従来の近隣の店よりもグレードを上げ、銀座エリアや六本木エリアに流出してしまっていた接待需要やデート需要に応えられる“大門のランドマーク”を目指す。地下1階、地上7階建てでワンフロアは約30坪。1階には前面道路から裏手にある公開緑地を通り駅へと抜けるパスを設けた。
出店する7テナントは次の通り。地下1階は「焼きはまぐりる」(ナイツ・アンド・カンパニー)。青山一丁目で人気の焼はまぐり専門店で、盛岡わんこそばのように次々と焼きはまぐりが出てくる店。1階はカフェ・バー「Bally’s Coffee & Bear」(ウェイブズ)。近くで2階建ての中華料理店「大天門」を経営するウェブズが朝昼はカフェ、夜はバー業態に挑戦する。2階は「やさい家DAICHI」(イーピーエム・プレミアムダイニング)。表参道ヒルズ「やさい家めい」の渡邊明氏プロデュースの野菜をメインとした創作料理で、契約農家の新鮮野菜を手の込んだ料理で楽しめる。3階は練り物・おでんの「ゑーもん」(アベゼン・レストラン・システムズ)。宮城県塩釜で作った本格的練り物の素材を空輸して新鮮なうちに店で焼き上げて提供する。4階は焼鳥「今井屋総本店」(フードスコープ)。
5階は焼肉「薩摩牛の蔵」(カミチク)。薩摩牛を使った本格焼肉店で、赤坂、西麻布に続く3店舗目。ホームページ「焼肉番付」で“横綱”に輝いた名店。特に牛たん、レバ刺しが名物である。6、7階は居酒屋「伊蔵」(味乃創造 蔵)」。豚をメインに使った高級居酒屋で、イベリコ豚、東総麦豚などのブランド豚を打ち出す。今回のテナントミックスでこだわったのは「素材」。「魚貝」「野菜」「練り物」「鶏」「牛」「豚」とそれぞれの店舗が異なる素材を訴求している点が注目される。
ビル開発事業主はアジア・パシフィック・ランド・(ジャパン)・リミテッド(港区赤坂)。同グループの中核会社APLは不動産投資及びアセット・マネジメントを主な事業目的として1994年に香港に設立された。97年に東京事務所を設置、これまで「サンストリート亀戸」(東京都江東区)をはじめ、「今治ワールドプラザ」(愛媛県今治市)、「サンストリート浜北」(静岡県浜松市)などの大型商業施設のアセット・マネジメントを行なってきた。「ムーンストリート大門」は「サンストリート」ブランドに続く、“夜型”商業施設の新ブランドである。
店舗データ
店名 | Moon Street DAIMON(ムーンストリート大門) |
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住所 | 東京都港区浜松町1-28-13 |
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