ダイニングコム(東京都目黒区、取締役社長・大塚光路氏)は8月26日、中目黒商店街に鮮度抜群のホルモン焼きともつ鍋を提供する「塩ホルモンもつ鍋 中目黒 のむら」をオープンした。今回の出店の経緯は、企業の販促物などを手掛けるノルム(大阪府大阪市、代表取締役・野村英彦氏)が新たに飲食事業に参入することとなり、飲食分野の100%子会社としてダイニングコムを立ち上げたことによる。異業種から参入のため、飲食店ノウハウ、業態開発機能が乏しい中でいきなり自社業態での運営は難しいのではないかという結論に至り、条件のいい居抜き物件や信頼できるFCパートナーなど条件がすべて揃ったテンポリノベーションの手掛ける業態パッケージサービスに魅力を感じ、出店を決めたという。 「以前からZENIBA(東京都品川区、取締役社長・茂木良仁氏)の運営している「塩ホルモン・モツ鍋 よし臓」が好調であるということ聞いており、繁盛店の業態をやらせてもらうのが上手くいく一番の近道ではないかと考えました。居抜き物件の仲介を手掛けるテンポリノベーションが繁盛店のオーナーと出店希望企業との架け橋となって、繁盛店のノウハウを仲介するという新たな業態パッケージサービスにも魅力を感じ、ライセンスでの出店に決めました。私も長年飲食でやってきた経験から、通常のFC展開であればノウハウがマニュアル化されていたり、大規模なチェーン化が前提となっているなどさまざまな制約があるものですが、今回の場合は研修を通じてビジネスモデルが学べるうえに、店名も自由に決められるという仕組みに魅力を感じました」と大塚氏。 ライセンス加盟店も含め、都内で6店舗を展開する「塩ホルモン・モツ鍋 よし臓」の新鮮で種類豊富なホルモンをリーズブル価格で提供するスタイルはそのままに、グランドメニューも踏襲。素材を生かしたあっさりとした塩味のホルモンを筆頭に、ここ「のむら」では、肉刺身・逸品料理・焼き物・もつ鍋・しめ、と順を追ったストーリー仕立てにより、部位や調理法により味や食感の異なるホルモンのすべてを味わってほしいと考え“のむらの極意”として提案する。主なメニューは「ホルモンおまかせ盛り」(5種1500円、8種2400円)、「赤辛もつ鍋・みそ」(1050円)など。ドリンクは焼酎や日本酒のほか、梅酒などを豊富に揃えている。店内は19坪に32席、客単価は4000円前後で、月商450万円を見込む。 「テンポリノベーションの居抜き物件仲介サービスを利用して、焼き肉屋の居抜き物件で20坪以下という条件に見合った物件に出店することができました。初期費用をぐっと抑えることができたため、その分をお客様に還元していきたいと考えています。しかし、これまでに『塩ホルモン・モツ鍋 よし臓』が出店してきた大森、蒲田、五反田エリアとは異なる中目黒でのチャレンジとなるため、20代後半から30代のサラリーマンやOLをターゲットに見据えるのは当然のことながら、住宅街をバックに控えたエリアであるため、近隣住民の方にも通っていただける空間を目指したい」と大塚氏。まずは1号店を軌道に乗せることが当面の目標であるとし、焼肉店などの競合が多い中で4000円を支払う価値があると感じてもらえるよう、味はもちろんのこと、サービスも徹底していきたいと意気込みを見せた。
店舗データ
店名 | 塩ホルモンもつ鍋 中目黒 のむら |
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住所 | 東京都目黒区上目黒2-12-11 TODAビル1階 |
アクセス | 地下鉄・東急線 中目黒駅より徒歩3分 |
電話 | 03-6412-8929 |
営業時間 | 17:30~24:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 19坪・32席 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社ダイニングコム |
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